NIPPON Kichi - 日本吉

2008/2/29

昭和溶岩 Syouwa-yougan 

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 鹿児島県のシンボルともいえる桜島は、錦江湾にある東西約12キロメートル、南北約10キロメートル、周囲約55キロメートル、面積約77平方キロメートルの、御岳(おんたけ)とよばれる活火山によって形成されている。幾年もの火山活動により噴出された溶岩が山腹から海底と流れ、層状に地形を作っている。
 文明八(1476)年の噴火では溶岩が海まで伸びて、燃崎(もえざき)と呼ばれる岬ができ、大正三(1914)年には40億トンの溶岩が大隈半島に達し、陸続きとなった。
 その中で、昭和二一(1946)年に2億トンが流出した溶岩流は昭和溶岩(しょうわようがん)と呼ばれている。南岳東斜面の標高400メートル付近で東南へ分流、山肌に沿って降り、その先は海面までのびている。
 シーカヤックなどを使い、海上からゴツゴツした黒黄色の、雄雄しい岸壁を見ることができる。
 昭和溶岩は今でも、その時の名残を生々しく残している地形である。

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住所
891-1401 鹿児島県鹿児島市黒神町
名前
昭和溶岩
電話
099-224-1111




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