NIPPON Kichi - 日本吉

2008/6/13

宮古島のパーントゥ Miyakojima-no-paantu 

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 宮古島のパーントゥ(みやこじまのぱーんとぅ)は、沖縄県宮古島市平良島尻(ひららしまじり)、上野野原に伝わる祭礼である。国の重要無形民俗文化財に指定されている。
 平良島尻では旧暦九月の初め、上野野原では旧暦一二月最後の丑の日に行われる儀礼で、厄祓いと幸運をつける来訪神祭祀であるとされる。
 パーントゥとは来訪神で、仮面をつけ、全身を枝葉で覆い、さらにその上からンマリガーと言われる聖井戸の泥炭を塗るので、泥々で原始的にして、底知れぬ恐怖を感じさせる存在となる。
 特に新築家屋や新生児は、泥を塗られる事で悪霊を祓うとともに、嘉例(かりー)をつけ、祝福すると言われている。
 祭祀から行事の準備、実施が地域住民の生活の一部となり、仮面も大事に保管されている。
 宮古島のパーントゥは、郷土に伝わる伝統的な神事である。

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住所
906-0003 沖縄県宮古島市平良島尻
名前
宮古島のパーントゥ




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