NIPPON Kichi - 日本吉

記事数2件: 1~2 件表示          

2007/4/3


春日部押絵羽子板 Kasukabe-oshie-hagoita 

Jp

 押絵を桐の板に貼り付けて作られる春日部名産の押絵羽子板。
 押絵の「押す」という言葉は、昔、紙を張ることを紙を押すといい、布を張ることを布を押すといった。この押絵羽子板もそこから来たもので、厚紙に羽二重の布をかぶせ、中に綿を入れてふくらませ布の端を厚紙の裏にまわして張ったものを、桐板に貼り付けたもの。
 春日部の押絵羽子板は全てが手づくりで、全部で50〜70もの材料を組み合わせおよそ200もの工程をかけて一枚の羽子板として仕上げる。
 男物は、歌舞伎役者が見えを切ったときの表情や仕草を描いたものや、人気役者の顔を似顔絵風に描いたものが多いことから「役者物」といわれ、女物は眼のパッチリとした美人を描いた「見立て物」、浮世絵の美人を描いた「浮世絵風」、細めの日本画風美人を描いた「松園風」がある。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/12


南川行男 Yukio Minamikawa Yukio Minamikawa

Jp En

 1929年、東京都墨田区生まれ。江戸押絵羽子板の伝統工芸士。
 1945年、父の手ほどきで羽子板の製造に従事するようになる。その後、羽子板の製造だけでなく、三月・五月節句品などの製造も自分で始めるようになった。
 毎年その時代を反映する人を写した似顔羽子板を作り、世の中に送り出している。
 12月17〜19日に行われる浅草羽子板市で買われる羽子板を中心に、三月、五月の節句人形も作っている。
 「楽しみにしていただいているお客様のためにも、喜ばれる羽子板をつくり続けていこうと思っています」とのこと。
 東京歳之市羽子板商組合長。東京都雛人形工業協同組合副理事長。東京菖蒲会会長 。
 1997年、葛飾区伝統工芸士に選定される。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数2件: 1~2 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter