NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/27


今津とんど祭 Imazu-tondo-matsuri Imazu Donto Festival

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 日本海に浮かぶ隠岐の島の南端に今津(いまづ)地区がある。ここでは毎年一月一五日に、恒例の「とんど祭」が行われる。とんど祭は、正月飾りを燃やし、神聖な火に無病息災を願う平安時代からの行事で、地域によっては「どんと」あるいは「どんど」とも呼ばれている。
 今津では、早朝からカラフルな袋を持った住民が次々と浜に集まる。袋には御札やしめ飾りが収められていて、竹を組んで作った巨大な「とんど」に、順序よく丁寧に取り付けられて行く。最後に大きな吹流しが吊るされると、積み上げられたわらに火が付けられ、巨大な火柱となって燃え上がる。
 やがて燃え上がった竹が海に倒れ落ちるのを待ちかねて、東西二組に分かれた若者たちが、ふんどし一丁で厳寒の海に飛び込みこれを奪い合う。その後、竹は祝い事があった家に運ばれ祭りは終わる。
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2007/8/21


御櫃割 Ohitsu-wari Ohitsuwari

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 御櫃割(おひつわり)は江戸時代末期から続く、五穀豊穰、家内安全を祈る伝統的な農業祭である。「御鉢割(おはちわり)」ともいわれている。西尾市の無形民俗文化財に指定されていて、神明社境内で毎年一〇月に行われる。
 この神事はなかなか荒々しい。
 神前から受け取った赤飯入りのお櫃を、一五人の厄男達が受け取る。お櫃のふたが男達によって素手の拳でたたき割られると、参拝者達が先を争うように押し寄せる。この赤飯を食べると一年中無病息災で過ごせるといわれるからだ。
 厄男と大勢の見物客が入り乱れ、手づかみで赤飯を奪い合う様は、見応え充分の秋祭りである。
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2007/7/19


花馬祭 Hana-uma-matsuri Hanauma Festival

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 花馬祭(はなうままつり)は、約400年前から長野県・木曽町の五宮(いつのみや)神社に伝わる五穀豊穣を祈る神事である。毎年10月3日に開催される。
 細長く切った竹に五色の色紙を付けた「花」を3頭の木曽馬が付け、氏子たちが小中学生の笛や太鼓の音とともに田立駅前から五宮神社までゆっくり練り歩く。
 神社では、行列が境内を3周した後、見物客が馬に殺到して花を奪い合う。
 この「花」は、稲穂に見立てたもので、厄除けや虫除けのご利益があるとして田の畦(あぜ)や家の入り口に挿すのだという。
 花馬祭は1993年に町の無形文化財に指定、また1998年の長野冬季オリンピックでは、この花馬祭が祭典のフィナーレを飾り、演じられた。
  
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