NIPPON Kichi - 日本吉

2008/7/11

深山和紙 Fukayama-washi 

Jp


 深山和紙(みやまわし)は、山形県西置賜郡白鷹町深山に伝わる手漉き和紙である。県の無形民俗文化財に指定されている。
 その起源は遠く室町時代末頃まで遡り、郷土に残る古文書によれば、江戸時代初期にはすでに上り紙(のぼりかみ)として、江戸にまで送り出されていたという。
 楮(こうぞ)を原料とし、古式豊かな手法によって漉き出され、無類の強靭さを誇り、風雨に晒せば晒すほど白さを増す。良質の和紙は厳冬下での生産が必須とされ、一一月から三月にかけてじっくりと行われる。
 手作業で手間暇もかかるため、量産できない。非常に稀少価値が高く、一冬でつくり上げる和紙は、この和紙に惚れ込んで注文してくる芸術家たちへと送られている。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
992-0776 山形県西置賜郡白鷹町深山
名前
深山和紙




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter