NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/13


蔵 土蔵 Kura Dozou Kura and Dozo Storehouses

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 日本の伝統的な建築様式で、外壁を土や漆喰などで塗り固め、建造される保管庫や倉庫の事。主に火災や盗難防止のために建てられていたが、後に裕福さの象徴として建てられる事もあった。
 古くは江戸の大火や近代では太平洋戦争中の空襲による大火でも、内部に火が回らない事例が多かったことから、耐火性に関しては定評があり、外壁の特徴ある凸凹は、なまこ壁と称される。現在は、伝統的で独特な外観を生かして、飲食店などの商業施設に転用される事もある。
 この日本建築で壁や土塀、土壁、漆喰などを仕上げる左官は欠かせない存在である。かつては土蔵の外壁や鏝絵など、技術を芸術的領域にまで昇華させる職人もいた。
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2007/1/9


うだつの街並み Udatuno-matinami Streets Featuring Udatsu

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 うだつの街並みとは、徳島県の脇町などにある町並みのことである。文化庁の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けている他、建設省の日本の道100選、都市景観100選にも選ばれている。
 うだつとは、一階の軒の上についた白い漆喰部分で、本来隣家との境に設けた防火壁として造られた物だが、後には装飾的な意味に重きが置かれるようになり、瓦をつけるなど豪華になっていった。
 関西を中心に商家の屋根上には競って立派なうだつがつけられた。「うだつが上がらない」というのはここから生まれた言葉である。
 脇町は1988年、市街地景観条例を制定するなど保存対策を進め、保存地区を決定した。文化庁はこれらの事を受けて、全国で28番目の町並みとして選定した。
 うだつのある街並みは、庶民文化の歴史と落ち着き、郷愁を思い起こさせてくれる場所である。
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2007/1/8


脇町うだつ Wakimati-udatu Wakimachi Udatsu Houses

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 脇町うだつとは、徳島県美馬市脇町にあるうだつ(卯建)のある町並みのことである。1988年、全国で28カ所目の重要伝統的建造物群保存地域に選ばれた。
 うだつとは、屋根のついた小さい壁で、1階屋根と2階屋根の間に張り出すように設けられている。本来、防火壁として造られたものだが、後には装飾的な意味に重きが置かれるようになり、関西地方を中心に商家の屋根上には競って立派なうだつがつけられた。
 慣用句の「うだつがあがらない」の語源でもある。うだつは裕福な者しかつけられなかった為、貧乏な者、いつまでも裕福になれない者などの意味として使われた。
 脇町の南町通りでは、現在も約50のうだつが残っている。ほとんどが江戸時代後期から明治時代にかけて建てられた物といわれており、歴史と伝統を感じさせる。
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