NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/29


北村昭斎(人間国宝) Kitamura Shousai Kitamura Shosai (Living National Treasure)

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 奈良在住の漆芸作家、北村昭斎氏(昭和13年生まれ)は「螺鈿(らでん)」の重要無形文化財保持者(人間国宝)と、「漆工品修理」の選定保存技術保持者のふたつの認定を受けて、創作のほかに文化財の修復や復元模造の制作など、多面的な活動を精力的に続けている。
 「螺鈿(らでん)」とは、貝殻の真珠色に光る部分を磨いて薄片にし、種々の形に切って漆器や木地の表面にはめ込み、または貼りつけて装飾する工芸技法のこと。
 氏は代々続く漆の家に生まれ、東京芸術大学漆工科卒業後、漆芸の修行を積んだ。とくに、厚貝螺鈿技法を高度に会得し、伝統技法を踏まえながら、新たな工夫を加えている。
 菱文、花文などを組み合わせた大胆な意匠に特色があり、現代的な美しさを示すものとして芸術的にも高く評価されている。
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2007/1/12


江戸和竿 Edowazao Edo Wazao Fishing Poles

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 江戸和竿は、天然の竹を用いて作られる継ぎ竿で、魚の種類や釣り場によってこしらえが異なり、様々な形に作られる。
 江戸時代中期に江戸で作られ始め、後期には美術工芸と呼べる域にまで達し、今日の江戸和竿が完成した。
 竿の善し悪しは材料で決まる。天然素材の竹を用い漆仕上げをした釣竿を和竿と言い、制作者は自分で竹を刈り取ったり、数千本の中からわずか数本を選び出したりするほど、材料の竹にこだわる。
 江戸和竿は今でも実用品で、釣る魚の種類や釣りをする場所によって使いやすさも違い、場合によっては最新のロッドにも匹敵する使い心地を誇る。
 江戸和竿は、江戸前の海や河川に恵まれ、江戸に暮らす人々の要望に応えた研究の結晶である。
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江戸簾 Edosudare Edo Sudare Blinds

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 江戸簾(すだれ)は、竹などの天然素材を生かしたところが特色の伝統工芸品である。
 簾は平安時代、宮廷で用いられていたことが「枕草子」から知られている。主な技術は江戸時代前期に確立したと言われ、専門の御簾師もいたという。
 浮世絵の代表的絵師、喜多川歌麿(1753〜1806)の作品である「百科園涼み」「簾ごし美人図」「風俗三段娘」などにもしばしば登場しており、江戸時代には日常的に使用されていた。
 江戸簾の特色は、竹、萩、御業、蒲、よし、などの天然素材の味わいをそのまま生かしているところにある。最も多く利用されている竹は、肉質が固くしまっていて色艶が良い秋の彼岸から春の彼岸までの間に採取する。
 江戸簾は、現代でも粋な室内装飾品として活用されており、夏の風情を彩る工芸品である。
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2007/1/9


京象嵌 Kyo-zogan Kyoto Metal Incrustation

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 象嵌(ぞうがん)とは、金銀で模様を型取り、鉄地金にはめ込んで漆で焼き上げた、京都独自の伝統工芸品だ。現代ではペンダントやブローチなどの装身具、小物入れなどの実用品、額、時計などの室内装飾品などに用いられている。
 象嵌はもともと中東ではじまった技術で、シリアのダマスカス市が発祥。その後技術はヨーロッパに伝わり、東進したものは中国、朝鮮を経て14世紀に京都に伝わった。京都で象嵌技術が最も盛んになったのは江戸末期で、武士が刀の鐔(つば)に象嵌を装飾するのが流行したという。明治時代には欧米で日本の象嵌技術が評価され、以降輸出品として脚光を浴びた。
 京の象嵌はその作りの細かさ、優美さに置いて他の追随を許さず、熟練された職人の手作りによる作品は、それぞれが世界にひとつだけの最高の逸品として輝きを放っている。
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京刃物 Kyo-hamono Kyoto Knives and Swords

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 平安時代から伝わる高度な技を継承する京刃物。製造工程の全てをひとりの職人の手作りで行い、その質の高さ、切れ味の良さでは他の追随を許さない。
 日本に刃物が伝わったのは4世紀だが、それは刃物というより刀剣と言った方が適切で、古事記や日本書紀などに記されている。平安時代には三条宗近を筆頭に数々の名工が現れ、技術を全国に伝えたという。時代の推移とともに日用品としての刃物類も作られるようになり、刀鍛冶、農鍛冶、刃鍛冶と大きく三分化され、さらに需要に応じて細かく細分化、高度な専門性を持つようになる。京都で刃物の技術が発達したのは、原料や用材が近くに恵まれていたことと、京扇子、京料理、西陣織などに欠かせない道具として精密さを求められたからである。
 現在京刃物は包丁、鋏、鋸、鎌、彫刻刀など、日用品から専門職の道具まで多種多様な製品が作られ、その質の高さには定評がある。
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京の神祇装束調度品 Kyono-shingishozoku-chodohin Kyoto Ceremonial Objects and Costumes

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 祭祀や祭礼に使う調度や衣装(装束)のことを「神祗装束調度品」と呼ぶ。大きく分けると神具と装束のふたつがあり、神具として三方や神殿などの木具類、鏡類、旗、幕、雅楽器などがあり、装束には衣冠、狩衣、その付属品がある。京都ではこれら工芸品の全国の85%を供給している。
 神祗装束調度品はいずれも少量生産、大部分が手作りである。京都は明治維新まで皇室の所在地であり、各種の式典、行事も多く、古くから神社の神事も盛んであったため、それらの調度品や装束などを作る専門家を多数必要としたのである。伊勢神宮の御遷宮調度師として名高い坂本家が世に出たのは江戸の中期だったが、それ以前から京都の神具は全国に先んじて発達していた。現代においても、神式の結婚式や伝統行事が復活する傾向にあり、神祗装束調度品の需要は今後も増えると見られ、後継者の育成に業界を上げて研鑽しているという。
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