NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/24


ブナ平立山のスギ Bunadaira-tateyama-no-sugi The Tateyama Cedar on Beech Plain

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 「ブナ平立山のスギ」は、黒部立山アルペンルート脇にある立山スギの巨木。林野庁が選定する「森の巨人たち百選」に選ばれている。   
樹高は21メートルと決して高くはないが、幹周りは9.4メートルを誇る。立山に生息するスギ達はどれも背が低く、それでいて幹は太い、いわゆる「台スギ」の特徴を示している。この「ブナ平立山」は2本が合体したものか、分かれて成長したものかは定かではないが、実際に根元に立つと、その迫力に圧倒される。まるで木の精霊が宿っているかのような妖気を放つ。
 このスギを見にいくには弥陀ヶ原高原の入口にある美女平からブナ坂まで続いている自然観察道を登っていくとよい。このスギ以外の立山スギも見られ、名もない素晴らしいスギがブナに混じって次から次へと現れ、この森の奥の深さを感じさせてくれる
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2007/1/23


椋本の大椋 Mukumotono-Oomuku The Giant Aphananthe Tree of Mukumoto

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 椋本の大椋(おおむく)は、三重県安芸郡芸濃町にある、国指定天然記念物の木である。
 樹齢1500年以上、高さ18m余、周囲8mの椋の巨木である。兵庫県、三日月の椋に次いで全国で2番目の大きさを誇る。
 かつては北側に更に大きな幹が生育していたが、明治初期の暴風により折れてしまった。
 この倒壊により、幹の大きさは約半分になったとも伝えられる。その頃の幹周りは、なんと14mほどもあったらしい。
 嵯峨天皇(809〜822年)の頃、征夷大将軍坂上田村麻呂の家来、野添大膳父子が伊勢路を流浪し、この地に逃れた時、巨大な「椋」の木を見つけ、その下に草庵を作って住んだと伝えられる。
 悠久の時と樹の生命力が作り上げた主幹はただならぬ姿であり、強烈な印象と風格を感じさせる。
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今山田の大カツラ Imayamadano-ookatsura The Giant Katsura Tree in Imayamada

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 富山県砺波市に通じる道端にある富山県指定天然記念物「大カツラ」は周囲13.9メートル、その株の中に西側の目廻りが2.8メートル、東側に2.7メートルの大幹のある巨木。推定樹齢は700年、その樹幹をズワイやツタが絡まり、まるで神が宿っているかのような荘厳な存在感を放つ。
 なんでも春の新芽の出るときには黄金に輝き、砺波地方では田植え時期の目安とされていたという。また、この巨木の裏手に生える雪ツバキは樹齢400年を超え、村の木はカツラ、村の花は雪ツバキと、まさに村のシンボル的存在のように厳かにそびえ立つ。なおカツラも雪ツバキも共に山田村指定文化財に登録されているという。
 悠久の時を生きてきた大カツラと雪ツバキは、今も静かに村を見守り続けている。
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