NIPPON Kichi - 日本吉

2008/7/17

鬼縮緬 Oni-chirimen 

Jp


 鬼縮緬(おにちりめん)は、日本に伝わる織物のひとつである。鶉縮緬(うずらちりめん)、鬼しぼ縮緬(おにしぼちりめん)、鎖縮緬(くさりちりめん)などとも呼ばれている。
 縮緬の種類のひとつで、しぼが荒く大きいのが特徴で、経糸(たていと)は生糸で、緯糸(よこいと)は強い右撚りの糸数本と、同じ本数の左撚り糸を交互に打ち込んでいく。
 逆方向に撚られた糸が隣り合う事でしぼが生じる。この緯糸の本数が多くなるほど、しぼが大きくなっていく。
 一般の縮緬が左右2越づつ交互に打ち込まれるのに対し、鬼縮緬は同方向の強撚糸を4~6越連続して打込むため、シボが大きい。
 明治時代半ばに作られたものとされ、化粧座布団地、縮緬幕、風呂敷などに用いられている。

この記事をお気に入りに、追加します

名前
鬼縮緬




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter