NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/2


ローソク島 Rousoku-jima 

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 隠岐島後(どうご)の北西に位置する代(しろ)海岸の沖合いに、「ローソク島」という小島がある。高さ20mの奇岩で、形状はまさにロウソクそのもの。土台となる岩礁はロウソクの燭台のようであり、頭頂部に突き出た岩はロウソクの芯にそっくりだ。しかも、岩の先端に夕陽が重なると、まるで一本の巨大なロウソクに火を灯したように輝きを放つ。
 火を灯したローソク島を見るには、福浦港を出航するローソク島遊覧船に乗ればいい。夕陽が落ちるタイミングに合わせて、最適なポイントを選んでくれる。日本海の荒波に浮かぶドラマチックな光景は息をのむほど美しく、深く心に刻み込まれる。陸上から島を間近に見られるよう、ローソク島展望台も設けられている。
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2008/8/28


愛知 竹島 Aichi Take-shima 

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 愛知の竹島(たけしま)は、愛知県蒲郡市竹島町の三河湾に浮かぶ周囲約680m、面積約1.9ヘクタールの小島である。三河湾国定公園の中核とされる。
 蒲郡のシンボル的な島で、陸から長さ387mの竹島橋で結ばれており、歩いて渡ることができる。
 対岸とは僅か400mしか離れていないが、竹島は暖地性の植生で238種類の暖地性常緑樹に覆われており、対岸の植物相とは大きく異なるという特異的な環境を持っているため、島全体が国の天然記念物に指定されている。
 島内には日本七弁財天のひとつである八百富神社や、よく整備された散歩道なども存在する。また、4月上旬から6月下旬には、竹島海岸にて潮干狩を楽しむ事が出来る。
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2008/7/31


朴島 Hou-jima 

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 朴島(ほうじま)は、日本三景のひとつ、松島の湾内に点在する浦戸諸島の一島だ。浦戸諸島の中では最も小さい島だが、この地では珍しいタブ林が存在するなど、豊かな自然が残る魅力的な場所である。
 春には菜の花畑が満開になり、島全体が黄色に染まる。朴島の菜の花は、純粋な松島系白菜の種を採るために栽培されている。島民は、島固有の菜と他の植物との交雑を避けるために、大変な手間をかけながら大切に育てているという。
 また、朴島には様々な伝説や歴史があり、島内各所で貴重な史跡を見ることができる。朴島という名の由来も興味深く、仙台藩の軍用金や貴重な宝物が島内に隠されており、「宝島(ほうじま)」と呼ばれていたのが朴島になったと言い伝えられている。そのほか、伝説の鳥である「鳳凰」が住んでいたという伝説も残る。
 朴島は、観光化されていない自然の神秘と歴史のロマンを感じとれる、詩情あふれる魅惑の小島である。
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2008/7/23


青森 蕪島 Aomori Kabu-shima 

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 蕪島(かぶしま)は、青森県の種差海岸の北端、八戸市の八戸港内にある周囲800mほどの小さな島である。
 島の頂上には永仁四(1296)年に厳島神社を勧進したとされる蕪嶋神社が鎮座し、漁業の守り神でもある弁財天が祀られている。
 昭和一七(1942)年の埋め立て工事で、現在は本土と陸続きとなっている島は、毎年二月下旬から四月中旬にかけて飛来する約四万羽ものウミネコの一大繁殖地となっており、島全体が国の天然記念物に指定されている。
 ウミネコは漁場を知らせてくれる鳥で、弁天様の使いと考えられていたため、ウミネコと人との良好な関係が保たれていたこともあって、日本にあるウミネコの繁殖地のうち、巣を間近に観察できる唯一の場所となっている。
 神社の周囲には散策ができるように通路が設けられており、天気の良い日には島中に咲き乱れる菜の花や赤い鳥居の上を弁天様の使いが舞う美しい光景を楽しむことができるだろう。
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2008/6/2


友ヶ島 Tomogashima 

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 瀬戸内海国立公園に指定されている友ヶ島(ともがしま)は、紀州と淡路島の間を流れる紀淡海峡(きたんかいきょう)に浮かぶ、無人島群である。
 地ノ島、神島、沖ノ島、虎島の四つの島を総称して友ヶ島と呼ぶ。神島は沖ノ島に属するかなり小さい島で、また修験道の行場がある虎島は、現在では沖ノ島と陸続きになっているため、沖ノ島が友ヶ島の中心となっている。
 戦時中、要塞として軍事的に重要な場所とされていた友の島は、第二次世界大戦が終わるまで、一般人の立ち入りが禁じられていたという。
 砲台跡、海軍聴音所、弾薬庫、軍馬舎、将校官舎など、大戦中の施設が今も多く残されていて、当時の面影が偲ばれる。レンガ造りの施設が多く、外観はまるでヨーロッパの古城のような施設もあるという。
 島には大蛇伝説が伝わる深蛇池(じんじゃいけ)があり、池の湿地帯植物の群生は大変美しく、県の天然記念物として指定されている。野生動物も多く見られ、貴重な自然が今も残されている。
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2008/3/18


松前小島 Matsumae-kojima 

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 北海道で唯一の城、松前城の城下町として知られている松前町に「松前小島(まつまえこじま)」はある。沖合24キロメートルにあるこの島は、周囲4キロメートルの無人島である。
 松前小島は北海道の最南端で、国指定の天然記念物となっているため、島内には許可なく立ち入ることはできない。しかし海が荒れた時は避難港として使用するため、灯台と港が設置されている。
 島の海岸は断崖で、ケイマフリ、ウトウ、ウミウ、ウミガラス、ウミネコなど、海鳥の繁殖地となっており、島内の大部分は草原となっている。
 松前小島周辺は大ヒヤク島、小ヒヤク島、天神島、サザエ島などの島が点在してり、また島の周りの海は、対馬海流の影響により温暖なため、様々な生物が生態している。大マグロやブリの群を見るのは稀だが、コブダイ、コウイカ、メバル、カサゴ、ナベカ、リュウグウハゼ、アイナメ、クロソイなどは定番である。潮通しがとてもいいので、透明度は抜群である。
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2008/3/7


八百富神社(竹島弁天) Yaotomi-jinja(Takeshima-benten) 

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 八百富神社(やおとみじんじゃ)は、養和元(1181)年創建と言われている歴史ある神社。三河湾に浮かぶ竹島(たけしま)の中央に位置し、陸より約400メートルの橋を渡る。竹島は周囲620メートルほどで、歩いて1周できる小さな島ながら、多くの高等植物が自生しており、暖地性植物が繁茂することから島全体が天然記念物に指定されている。
 御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)で、航海の女神として「島」に多く祀られている神様である。また、七福神の弁財天として信仰されている。
 別名竹島弁天ともいい、琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶじま)弁天から祭神を勧請しており、江ノ島・竹生島・厳島などと共に日本七弁財天のひとつに数えられている。
 航海の安全や開運、安産、縁結びにご利益があるといわれている。
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2008/1/30


薩摩川内市 トンボロ Satsuma-sendai-shi Tonboro 

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 海岸と島が近い場合、波の流れに相殺が起こり、間に波の静かな部分ができ漂砂が堆積することがある。それはやがて海岸と島を結ぶ砂州にまで成長し、そのまま陸続きとなる細長い低い地形をつくる。
 この現象を陸繋砂州(りくけいさす)、またはイタリア語で「沿岸流によって出来た陸地」という意味でトンボロと呼ばれる。
 鹿児島県薩摩川内(せんだい)市里村には北海道函館市、和歌山県串本町と共に日本三大トンボロと呼ばれる地形がある。南北に約1500メートルの長さで、最大幅1000メートル、最小幅250メートル、高さ2・3メートル。
 薩摩川内市のトンボロは、波の相互作用に加えて夏季の東南からの台風と冬季の北西からの季節風が訪れることにより砂の堆積がなされたものといわれている。
 このトンボロの上に里町の中心街が出来ており、静かな漁業地区となっている。
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