NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/4/3


小烏丸 Kogarasumaru 

Jp

 小烏丸(こがらすまる)とは、天皇家の宝刀である。
 ある日、桓武天皇の元に伊勢神宮からの使いであると、一羽の大きな烏(からす)が舞い降り大刀を授けられた、との伝説からこの名が付けられたと言われる。
 この刀を打ったのは天宝時代の大和の刀鍛冶、天国(あまくに)であるとされている。
 平安時代末期、平貞盛が平将門・藤原純友らの起こした反乱、承平・天慶の乱(じょうへい・てんぎょうのらん)を鎮圧する際に、天皇よりこの刀を拝領、以後、平家一門の家宝となっていたが、壇ノ浦の戦いで一度行方不明となる。しかし、江戸時代に入り小烏丸の所在がわかり、現在では皇室御物として保管されている。
 刀剣としての特徴は、刀身の先端から半分以上が両刃となり、斬ることよりも突くことに適した刀で、鋒両刃造(きっさきもろはづくり)または小烏造と呼ばれている。ミステリーの多い、神秘的な刀である。
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2007/4/23


祇園祭り Gion-matsuri 

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 祇園祭りは毎年7月に行なわれる八坂神社の祭礼のことである。
 京都の三大祭、日本の三大祭に数えられ、ひと月をかけて行なう大規模な祭礼として知られる。
 貞観十一(869)年、疫病の平癒と鎮魂のため、御霊会(ごりょうえ)を行なったことが始まりとされる。
 見所は16日に行なわれる宵山と17日に行なわれる山鉾巡行(やまほこじゅんこう)で、宵山では各地で山鉾と言われる山車を提灯で飾り立て、独特の祇園囃子と呼ばれるお囃子を奏でる。
 山鉾巡行は山鉾が市内を練り歩き、四条烏丸へと向かう。街角で山鉾を曲げる辻回しは各山鉾衆の腕の見せ所として人気が高い。
 この前後にも多くの祭礼、祭事が行なわれ、7月末日の疫神社夏越祭で終わりを迎える、京都の夏を彩る大祭である。
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2007/1/29


烏丸半島の蓮 Karasuma-hantou-no-hasu The Lotuses of Karasuma Peninsula

Jp En

 烏丸半島(からすまはんとう)の蓮とは、滋賀県草津市に広がっている大群落のことである。
 蓮は、およそ9.3haにも及び、日本でも有数の名所となっている。7月中旬から8月中頃まで順次花を咲かせる。鑑賞には午前6時前後の早朝がお薦めである。
 蓮の、大きく広げた蓮の、葉の上で揺れる水玉の動くさまを観ていると、いつしか時間を忘れて瞑想の世界へと誘われてしまう。
 この群生地に接して、草津市が水生植物園「みずの森」を作り、200種の植物を栽培している。
 多種の蓮や睡蓮、温室には南方の園芸種も揃え、ミニ劇場では全国の蓮園や、蓮の種類等を上映している。蓮の開花時期は開園を7時に早めているので、群落を堪能した後の休憩には最高である。
 烏丸半島の蓮の群落は、琵琶湖との風景のコントラストも美しく、壮観で魅惑的な光景である。
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