NIPPON Kichi - 日本吉

2006/11/20

提灯 Chouchin Chouchin

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 ろうそくで明かりを灯す照明具。古くは木の枠に紙を貼り、その中に蝋燭を入れて、掲げおいた。古くは桃燈と記した。
 天正・文禄(1573~96)のころ、細い竹籤を骨にして、折り畳めるようにもなり、手で掲げる灯火具、という意味から提灯と記されるようになった。
 江戸時代に入り、行灯に変わって提灯が流行。提灯の張り替えなどをする提灯職人が登場する。また、地方で、様々な提灯も作られるようになる。
 はこ(竹冠に呂の字)は提灯吉原提灯・奴提灯とも呼ばれるが、折りたたむと箱の形になる。吉原で使われたり、武士の供の奴(やっこ)が用いたのが名前の由来となる。円筒の形をした小田原提灯は小型で軽く、旅行用として重宝された。その他各種、用途目的に応じて、各種の提灯が開発・製造された。
 現在は、福岡県八女市や岐阜県岐阜市が、提灯の生産地として有名。

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提灯




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