NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/17


京すだれ Kyou-sudare Kyosudare

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 京すだれ(きょうすだれ)は、高級品として知られる、京都府にて作られるすだれである。
 御簾(みす)は平安時代の宮廷の調度品として欠かせぬものであったが、町家では贅沢であるとして御簾の使用が禁じられたため、縁のない竹すだれが用いられた。
 すだれは神社仏閣・料亭など、伝統や格式を重んじる場所の多い京都ならではの工芸品として受け継がれてきたが、明治以降は角ひごが丸ひごとなり、四方に縁のついた座敷すだれが京すだれとして全国に広まった。
 現在も手づくりのすだれのほとんどが京都で生産されており、原料は琵琶湖東岸の物が最高とされ、間仕切りや日除けとしての実用性と趣のあるデザインが人気を集め、欧米などへも輸出されている。
 京すだれは、涼やかで雅な日本の伝統的調度品である。
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2007/7/25


早川尚古齋(人間国宝) Hayakawa Shoukosai(Ningen-kokuhou) 

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 国の重要無形文化財に指定されている「竹工芸(ちくこうげい)」。木や竹を加工して創り出す精巧な細工で、森林資源に恵まれていた日本ならではの伝承技である。
 この竹工芸の人間国宝に認定されているのが五世・早川尚古齋(はやかわしょうこさい)氏だ。昭和七(1932)年生まれの早川氏は、父である四世・早川尚古齋に師事し、竹工芸を修行。編組技法や染色技法を習得し、昭和五二(1977)年、五世・早川尚古齋を襲名した。平成十五(2003)年、71歳のときに人間国宝に認定される。
 竹工芸は、細く割ったひごを編組(あみくみ)して造形する編組物や、円筒形のままの竹を用いる丸竹物などに分けられるが、早川尚古齋氏が得意とするのは、編組の技法。直線的な美しさと弾力性を生かした重厚感のある花器や茶道具を編み出している。
 氏の繊細な仕事と大胆な意匠は奥深く、近年では欧米のコレクターも魅了しているという。
 
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2007/5/22


うさぎの吊るし飾り Usagi no tsurushi-kazari Rabbit Hanging Ornament

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 つるし飾りは別名「つるし雛」とも言われ、江戸時代以来の伝承文化であり、伊豆稲取温泉に伝わる風習である。娘の幸せを一針の糸、古い端切れに託し、祈りを籠めたひな祭り。その雛壇の両脇に揺れる和裁細工が、雛のつるし飾りである。
 この風習は、九州柳川地区では「さげもん」、山形酒田地区では「笠福」、伊豆稲取では、雛のつるし飾り、通称は『つるし雛』と呼ばれており、この3地域のみが、歴史的な伝承の由来や雛細工の文献、写真等、口伝や資料を今に伝えているのだという。
 つるし飾りは、願い事をお飾りの形に託すのが大きな特徴で、110個の飾りにはそれぞれいわれがある。うさぎの赤い目には呪力があり、病気を治すと信じられており、神様のお使いとも言われている。
 季節ごとに、それぞれに合ったお飾りを増やしてゆくのも楽しい。お気に入りの小物は、暮らしを彩り、心を豊かにしてくれることだろう。
Magic Garden
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2007/5/7


竹細工 キャビネット(小入れ麻の葉編み 炭化着色) Takezaiku kyabinetto(Koire-asano-haami Tanka-chakushoku) Bamboo Cabinet (hemp-leaf weaving carbonization-coloring)

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 扉の面材に竹編みの平面素材を使用したキャビネット。
 一般に竹細工は、その弾力性を活かした柔らかな曲線をもつ立体形が多いが、このように竹細工の平面素材を家具として使用する事例はあまり多くない。編み方の名である小入れ麻の葉編みとは、六角形の中に細めのヒゴを三本通して麻の葉模様に編み上げる方法である。
 そして、仕上げには炭化着色を施しているが、これは竹が高温高圧の水蒸気に触れると竹材成分が熱変性して茶褐色になる性質を利用した着色方法。
 キャビネット本体は布着せの漆仕上げ。全体として、漆の色と炭化着色の竹の色味が、長年慈しまれてきたアンティーク家具の様な風合いを醸し出している。
■個人邸 キャビネット
・小入れ麻の葉編み 炭化着色
・デザイン
 MLINARIC HENRY
 &ZERVUDACHI
 LTD
■プロデュース
 ubushina 立川裕大
[→より詳しい記事を見たい方はこちら]
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2007/4/9


金魚ちょうちん Kingyo-chouchin 

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 金魚ちょうちんは山口県柳井市に伝わる民芸品である。
 和紙と竹ひごを使い、金魚を模して形どった提灯に、伝統の織物である柳井縞を用いて染めたもので、お盆のお迎え提灯として親しまれている。
 江戸時代末期、蝋燭商人の熊谷林三郎が青森のねぶたを真似て作ったのが始まりとされる。戦後一時途絶えたが、昭和40年頃に復興を果たした。
 柳井市では毎年8月、金魚ちょうちん祭が行われ、趣向を凝らした金魚ねぶたや約3000個の金魚ちょうちんが掲げられ、白壁の町並みを美しく幻想的な色彩に染める。
 愛嬌のある可愛らしい姿をした民芸品として、広く親しまれている。
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2007/3/14


駿河竹千筋細工 Suruga-take-sensuji-zaiku Suruga Sensuji Bamboo Ware

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 駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)は、静岡県で造られる竹細工工芸品である。
 竹千筋とは、特徴である細い竹ひごのこと。。
 静岡の竹細工は、狩猟や旅行の際使用していた藤編笠を、岡崎藩士が安い竹で改良製作したところ大変好評で、同心達の内職として40戸あまりがこれに従事したところから始まった。
 当初は安かろう悪かろうの製品であったが、改良を重ねるうちに形や質が上がっていき、駿河の竹細工の名声が高まっていった。
 全国各地にある竹細工と違い、丸ひごを組み立てて造る、やさしい竹細工である。
 経済産業大臣指定伝統的工芸品となっている。
 駿河竹千筋細工は、繊細で柔らかい、魅力的な工芸品である。
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2006/12/22


勝山竹細工 Katuyama-takesaiku Katsuyama Bamboo Basketry

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 勝山竹細工は、岡山県真庭市勝山の実用工芸品である。
 起源については不明だが、最初は「月田の竹細工」と呼ばれ、その代表「そうけ」は、古くから使用されてきた。江戸時代末期に作られたと思われる「張ぞうき」と呼ばれる竹籠から、その時期には基礎が出来ていたと推察される。
 1979年伝統工芸品に指定。
 真竹の甘い香りやひごの編み目模様など竹の持つ美しさに加えて、確かな技、厳選された真竹そのものの美しさ、日用品の中に巧みに生かした使い良さ、その美と技が一対となっているのが魅力である。
 元々農耕用や台所用品が主で、ざるの一種、「そうけ」「めしぞうけ」作りから始まった実用性の強い工芸品であり、使い続けるうちにだんだん飴色になり、つやが出てくるのも使う楽しみの一つといえる。
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2006/12/17


大阪金剛簾 Osaka-kongou-sudare Osaka Kongo Bamboo Blinds

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 簾(すだれ)の起源は、平安時代に遡る。万葉集の歌の中にも簾が登場している。宮中での間仕切りや、飾りに使用されていた御簾(みす)というものが、現在の簾の原型と言われている。
 大阪での簾作りは、明暦元年(1655年)頃に、新堂村(今の富田林市若松町)で始まったとされている。
 金剛山の麓に自生する良質な竹を用いて、現在の産地が形成された。
 天然の真竹を使い、製造工程は大きく、「竹ひご作り」「編み上げ」「仕上げ」に分かれる。手作業で行われる理由は、自然の竹は色合い、節の間隔がそれぞれ違い、それを美しく仕上げるには、竹の微妙な違いを判別するために、人の目が必要とされるからだ。
 情緒、風格、機能を兼ね揃えた大阪金剛簾は現在でも室内の日よけや、仕切りとして用いられている。
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