NIPPON Kichi - 日本吉

2007/5/22

山崎青樹 Yamazaki Seiju 

Jp


 1923年、東京都渋谷生まれ。草木染めの第一人者として群馬県重要無形文化財に指定され、常に染織界の先導的役割を担っている。
 植物染料による染色を初めて「草木染」と名付けたのは父・斌(あきら)だが、それまで染料と言えば植物染料が主体だったため、特に「草木染め」という呼び方はされていなかった。その父に教えを受けた山崎さんは、群馬県高崎市に草木染研究所を設け、本格的な草木染一筋の生活に入る。
 最初の10年間は美しい色の再現に費やしたという山崎さんは、それまで藍と黄色を混ぜることでしか作れなかった緑色を最初から創り出す技法を考案するなど、新しい草木染めの世界を切り開き、海外でも高い評価を得ている。
 長年の研究成果を「日本の色」という著書にまとめた後、草木画を生地に描くことを含め、工程の全てを一人で行なうことを目指した山崎さんは、草木染めという伝統的技術を継承・発展させ、自然とともに生きるということに、心の豊かさを見いだしているのだと言う。

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住所
群馬県高崎市北久保町
名前
山崎青樹




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日本の美意識。

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