NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/1/17


盆栽 つるうめもどき Bonsai Tsuruumemodoki 

Jp

 「蔓梅疑(つるうめもどき)」とは、にしきぎ科つるうめもどき属で、冬に葉がなくなる落葉低木である。
 「つるうめもどき」という名前は、もちのき科の「梅疑(うめもどき)」に似ていることからその名がつけられた。
 初春に新芽が出て、みるみるうちに葉が茂っていく。5月から6月頃、黄緑色の小さな花がたくさん咲き、穂長が20センチメートルほどになる。葉は長さ10センチメートルくらいの楕円形である。
 秋に入り、葉が落ちたあと黄色の実がなり、熟すと裂けて黄色の仮種皮に包まれていた赤い種子が顔をだす。黄色の実と赤い実の対比が美しいことから、生け花の材料として使われることも多い。また、樹皮から繊維をとり、糸撚りなどの材料としても使われる。
 冬の乾燥に強く、育てやすい樹木として知られている。春の新緑から秋の紅葉、そして冬の落葉など、四季折々の変化を気軽に楽しむことができる。
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2007/7/4


西浦田楽 Nishiure-dengaku 

Jp

 西浦(にしうれ)田楽は、719年に始められたと伝えられる、大変歴史の古い田楽である。1300年の歴史を受け継ぐと言われる水窪(みさくぼ)地区7集落の22人の能衆が、旧暦1月18日の夜、観音様の祭りに合わせて月の出から翌日の日の出まで、夜を徹して盛大に行うもの。
 田楽は「地能」三十三番と「はね能」十二番から構成されており、前半の「地能」では農作業を模した舞や「猿舞」などが行なわれ、十一の「船渡し」で高さ数mの巨大な松明にご神火が点火される。後半、様々な面をつけ、刀や扇を振りかざして乱舞する「はね能」のあと、夜明けとともに神々を山に帰す「しずめの舞」を奉納して終わりとなる。
 観衆に一番人気なのは前半の七、八の「高足」と「高足もどき」で、これは一本木に飛びついてぴょんぴょん飛び跳ねる、一種の曲芸である。特に「高足もどき」は演者のアドリブが多く、わざと失敗したりして場を盛り上げる。中世からの、田楽舞を人に見せるものとするための知恵である。
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