NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/28


武蔵御嶽神社 太々神楽 Musashi-mitake-jinja Daidai-kagura Musashi Mitake Shrine Daidai Kagura Dance

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 武蔵御嶽神社太々神楽(むさしみたけじんじゃだいだいかぐら)は、東京、奥多摩にある御岳山の山頂に鎮座する武蔵御嶽神社に江戸時代から伝わる神楽である。
 東京都荒川区にある真崎稲荷から伝わったといわれ、出雲神楽の流れを汲む。
 同神社には今も信徒の集まりを表す「講」が多数存在する。そうした講の人々の参拝方式として神楽を奉納するのが最も格式が高いといわれており、太々神楽はその際に舞われているものである。
 素面神楽と面神楽があり、面神楽は古事記などの神話を基にした物語のあるもので、素面神楽はその場を祓い清め、邪悪を鎮めるために舞い歩かれる。
 それぞれ演目が一二座あったが、現在は合わせて一七座が継承されている。
 太々神楽は、神にご覧頂くものという考えから、舞いの出と入りに拝み込みという独特の所作があり、また、全て神前に向かって舞われるのも特徴である。
 講の人々に守られながら、神と共に人も楽しむという神楽の本質を今に伝えている。
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2007/8/3


長下田神楽 Nageta-kagura Nageta Kagura

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 長下田神楽(なげたかぐら)は、宮城県登米市石越町に伝わる神事である。市の重要無形民俗指定文化財となっている。
 出雲流神楽に属し、南部神楽の流れを汲む、天下泰平・五穀豊穣を祈願する神楽である。
 出雲神楽は、直面の採物舞である七座、能楽から取り入れた式三番、神話劇である神能の三段構成が特徴で、採物舞と神能とを混合した神楽が県内に広まった。
 南部神楽は岩手県北から宮城県南に伝承されており、神楽本来の式舞のほかに、地域の伝説や物語を舞と台詞で演じる「劇神楽」が特徴である。
 長下田神楽には牛若丸、三番叟、五大竜王、神降ろし舞、鳥舞など、数々の舞があり、宮城フィルハーモニーオーケストラとも共演するなど、ユニークな神楽集団を形成している。
 長下田神楽は、古の舞を今に伝える伝統芸能である。
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2007/1/6


石見神楽面 Iwami-kaguramen Iwami-kagura Mask

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 島根県の石見地方で作られているお面。伝統芸能のひとつである石見神楽舞踊の面として、江戸時代末期より作られている。
 神楽面は、県の伝統工芸品である、石州和紙を使い、幾重にも張り合わせて作られる。
 石見神楽の成り立ちは出雲神楽が原点だと言われている。出雲神楽は日本書記などを題材とし、神楽を奉納するもので、その踊りに面をかぶって舞う。
 その役割はすべて男性が舞うという習わしである。演目には神役、姫役、鬼役などがあり、それぞれ役柄にあった面をかぶることで、その役割をまっとうしている。
 大きく2種類の面があり、全部顔を入れる蛇頭型と顔の全面にあてるもので、目と鼻の穴しか開いていない。
 今日では縁起物、室内装飾としても珍重され用途を広めている。
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