NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/24


花咲灯台車石 Hanasakitoudai-kurumaishi Hanasaki Lighthouse Kurumaishi

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 日本有数の漁獲高を誇る北海道花咲港を一望することができる花咲岬。ここに建つ「花咲灯台」のすぐ下に、車輪を思わせる形をした奇岩、車石(くるまいし)がある。
 世界的にも珍しいもので、直径6mにも及び、国の天然記念物に指定されている。別名「ホイールストーン」とも呼ばれ、これは岩の形がちょうど車輪のように見えることから名づけられた。この他にも1~3mの車石も数多く見られる。
 車石は、海底火山の噴火などで熱いドロドロの溶岩が海水中で急冷されてできたもの。同心円状、放射状の割れ目は、溶岩が冷却される際の収縮のためにできた節理と呼ばれるもので、この溶岩が冷えて固まったのは、今からなんと6000万年前、恐竜が絶滅した頃と言われる。
 花咲灯台車石は、地球の記憶を今に残す、花咲岬のシンボルである。
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2007/6/22


根室車石 Nemuro-kuruma-ishi Nemuro Kurumaishi

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 北海道の根室半島の南側に突き出た、花咲ガニの産地として有名な花咲岬。その岬にある赤と白に塗られた四角形の灯台の足元に、根室車石(ねむろくるまいし)がある。
 まるで人が造形したかのように綺麗に丸く盛り上がり、いくつもの亀裂が入ったこの奇岩の成り立ちは、今から6000万年も前に遡る。その頃の海底噴火によって海中に流れ込んだマグマが、海水によって急速に冷やされて出きあがったのがこの車石だ。
 その別名を「ホイールストーン」と呼ぶのは、急速に冷やされた際に出来た「節理」と称される放射状の割れ目が、この岩を車輪のように見せていることに由来しているためだ。
 ここまで大きく、また美しい放射状節理を持つ岩は世界的にも珍しく、国の天然記念物にも指定されており、途方もない昔から繰り返されてきた地球の脈動というものをありありと感じさせてくれる。
 そういえば「それでも地球は周っている」という名言があるが、それは案外とこの地球の車輪のおかげなのかもしれない。
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