NIPPON Kichi - 日本吉

2007/12/3

文様 縞 Monyou Shima 

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 縞文様(しまもよう)とは、主にシンプルな縦縞で表現される文様を総じてそう呼ぶが、江戸時代までは「しま」という呼び方は無く、条布や筋などと呼ばれていた。
 古来、日本語では縞は筋(すぢ)とされ、渡来品の筋ものを「島もの」と呼んで区別し、後に「縞」の字をあてたとされている。
 縞の細さと数により、千筋・万筋・毛万筋・極筋と呼ばれるが、江戸期の毛万筋と今のそれとはイメージが異なっている。
 平安期、縞模様はそのシンプルさ故に、着物の柄としてはあまり用いられることはなかったが、江戸時代中期頃より、木綿の流通とともに縦縞が流行、庶民の服装へも多く取り入れられることとなり、江戸時代の「粋」を代表する文様ともなった。

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文様 縞




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