NIPPON Kichi - 日本吉

2008/7/4

伊勢山上 Isesanjou 

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 伊勢山上(いせさんじょう)は、三重県松阪市にある標高380mの山麓丘陵である。
 大宝元(701)年、修験道の祖といわれる役行者こと役小角(えんのおづの)が、自らこの地で千日修行を行い、開山したとされており、砂礫岩により構成された山麓が、長年の侵食風化等によって自然風化し、巨大な露岩が奇岩や怪岩、岩窟となって連なり、まさしく霊山としての雰囲気をかもし出している。
 霊山では女人禁制の場所が今でも数多くあるが、この山は古くから開放されてきた数少ない山であり、だれでもそうした岩場に挑みながら登る楽しさを味わうことができる。
 油こぼしや鞍掛岩、小尻返しなどの難所も多いが、迂回路もちゃんと用意されており、細心の注意を払って登れば同山の最高点である「大天井」にたどり着くことも可能だ。
 まさに行場にふさわしい場所ではあるが、ヤブカンゾウやイヌホオズキ、オオバギボウシなども自生しており、厳しさと優しさの両方が同居する山である。

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住所
515-2412 三重県松阪市飯福田町273番地
名前
伊勢山上




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