NIPPON Kichi - 日本吉

2006/11/29

天赦園 Tensha-en Tensha-en

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 天赦園は、七代藩主、伊達宗紀(むねただ)が隠居の場所として建造した池泉廻遊式(ちせんかいゆうしき)庭園だ。愛媛県の宇和島に位置している。
 名前の由来は、戦国武将・伊達政宗が隠居後詠んだ漢詩「馬上に少年過ぎ 世は平にして白髪多し 残躯は天の赦す所 楽しまずして是を如何せん」に由来しているという。
 園内には多くの藤棚があり、中でも太鼓橋式の藤棚にかかる白玉藤の美しさには目をみはる。また、伊達家の家紋「竹に雀」にちなんで様々な珍しい種類の竹が池を巡るように植栽されているのも見事だ。6月の上旬には花菖蒲が満開になり、大変な見ものとなっている。その後は菖蒲が園内を彩る。四季折々の美しさと由緒ある風情を五感で楽しめる。
 散策の合間には、書院式茶亭である「潜渕館」(せんえんかん)でひと休みするのもいい。ここは、大正11年、昭和天皇陛下が皇太子のころ、天赦園御成の際の御座所にあてられたこともあるのだという。

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住所
愛媛県宇和島市御殿町9-9
名前
宇和島市天赦公園
電話
0895-25-2709




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