NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/4


高崎だるま Takasaki-daruma 

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 高崎だるまは、群馬県高崎市で作られている、伝統的な工芸品である。同市にある小林山達磨(だるま)寺の第九代住職であった東獄和尚の伝授により作り始められたといわれている。以降はこの地の特産品として広く知られるようになり、現在では全国で作られるだるまのうちのおよそ80%、年間百五十万個のだるまが生産されているという。
 その昔、大洪水で流されてきた大木を使って、一了(いちりう)という行者が達磨大師の像を彫ってお堂に安置したのが小林山達磨寺の起こりといわれている。そうした経緯もあって、元々だるまとは昔から親しんでいた土地柄でもあった。
 高崎だるまの特徴は、その眉と、鼻から口にかけてのひげである。眉は鶴、口ひげは亀を表しており、縁起を担いだいわゆる福入りだるまとなっている。
 毎年の一月六日と七日の二日間、境内では「少林山七草大祭だるま市」が開かれている。お気に入りのだるまを求めて、賑やかな境内を歩いてみるのも良いかもしれない。
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2008/1/22


拝島大師 だるま市 Haijima-daishi Daruma-ichi The Dharma Market at Haijima Daishi

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 拝島大師(はいじまだいし)は、東京都昭島市拝島町にある天台宗の寺の通称で、正式には本覚院という名前である。本尊は慈恵大師良源(じえだいしりょうげん)、別名・元三大師(がんさんだいし)。
 天正六(1578)年に創建された、北条氏照の家臣・石川土佐守が娘おねいの眼病全快を感謝して寄進した大日八坊の一つで、厄除け大師として名高い。
 だるま市(だるまいち)は、毎年正月二日と三日の縁日として有名であり、初詣とあわせて関東一円から多くの参拝者で賑わう。
 インドの達磨大師との関係で、元三大師の命日にだるま市が開かれるようになったが、このだるまは「多摩だるま」と呼ばれ、広い境内に朱色鮮やかな目無しだるまが所狭しと並べられ、600店あまりの出店とともに多摩のお正月の風物詩となっている。
 拝島大師のだるま市は、七転八起、逆境に沈んでも浮かびあがるという縁起の良い縁日である。
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2007/8/9


松川だるま Matsukawa-daruma Matsukawa Daruma Doll

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 仙台張り子の中でもよく知られているのが、松川だるまである。
 本毛の眉、ガラスの目、顔の周囲は海の青を表す群青色で彩色されている点が特徴である。
 腹部には浮き出しにした宝船や福の神、松竹梅、えびす大黒、滝のぼり、一富士二鷹三茄子、などの様々な縁起物が描かれていて、信仰の対象、縁起物として親しまれている。
 このような豪華絢爛な現在の様式に改良したのは、明治の仏師二代目面徳・高橋徳太郎(天保一(1830)年~大正二(1913)年)。
 古くから仙台庶民に親しまれてきたこの松川だるまは、今から約170年ほど前、伊達藩の藩士・松川豊之進が創始したことにより名付けられたという説が有力である。その後、藩内下級武士らの内職として制作されていた。
 最初から両方の黒目が塗られているのは、伊達政宗に配慮して、という説もある。
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2007/5/8


ダルマ夕日 Darumayuuhi Dharma Sunset

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 高知県宿毛市の海を中心にみられる冬の風物詩「ダルマ夕日(ゆうひ)」。
 日が暮れ出すと大気の温度は急激に下がるが、水温は徐々にしか低下せず、特に黒潮が接岸する高知では冬場でも海水表面の水温が高いため、日没近くでは大気温との温度差が大きくなる。
 そのため、太陽が水平線上に沈みかけた時、海面から上がる水蒸気によって層ができ、その層を通る光が屈折してもう一つの太陽が海面に映し出される。
 この二つの太陽が接するとまるで海からダルマが顔をのぞかせているように見えることからダルマ夕日と呼ばれている。
 だるまは、しだいにお椀を伏せたような形となり、あっという間に水平線に隠れる。その間わずか数十秒。
 海のだるま様を拝めたらきっといいことありそうです。
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2007/2/9


白河だるま市 Shirakawa-daruma-ichi 

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 白河地方に春を告げる伝統行事。約500年前の初市、花市が始まりとされ、だるまは約200年前、松平定信公の命によりお抱え絵師だった谷文晁が描いた図案をモデルにしたと伝えられている。
 約1.5キロの商店街に約700の露店が並び、県内外から15万人を超す人出でにぎわう。
 昭和38年に、それまで旧正月14日に開かれていたのを新暦の2月14日に変更し、市神様をだるま市と称するようになり、昭和49年には、2月11日の建国記念日の日に変更した。
 白河だるまは顔の中に「鶴亀・松竹梅」(眉は鶴、ひげは亀、口の下に竹、びんひげに松と梅)が入った全体的に福々しい感じが特徴。だるまには18種類の大きさがあり、小さいだるまから、毎年大きいだるまへ買い換えていくと末広がりの幸福が得られるといわれている。
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2007/2/6


大分 姫だるま Ooita Hime-daruma 

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 「姫だるま」は大分県の伝統ある郷土玩具を代表する一つで、約300年前、豊後岡藩の禄高の低い武士の妻をモデルに作り始められたと云われる。この地方には古くから大正末期頃まで、正月の風習に各家にこの「だるま」を配り祝う行事があり、その頃はこれを「福女」「起き上がり」等と呼んだ。1月2日の未明、祝人(ホギト)が来て「やぁーおきあがり、おきあがり」と声を掛けながら、玄関や戸口に起き上がりこぼしを置いていく。祝人にはご祝儀を渡し、起き上がりは神棚や酒樽の上に飾ったとされる。
 現在作られている「姫だるま」は高さ7〜50センチの8種類。従来は「竹田の起き上がり」等と呼んでいたものを1956年から「姫だるま」と名付けられた。女のだるまは全国でも珍しく、人気を集めている。
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