NIPPON Kichi - 日本吉

2007/8/20

名草神社 三重塔 Nagusa-jinja Sanjuu-no-tou 

Jp


 兵庫県北部。養父市と香美町の境界に聳える標高一一三九mの妙見山。その山の中腹、標高約八〇〇mのところに平安時代創建の「名草神社」がある。
 神社の参道を上ると樹齢三〇〇年近くの杉の木立の奥に、高さ二四・一mの鮮やかな朱色に彩られた三重塔が現れる。
 この三重塔は、もともと大永七(1527)年、出雲大社に建立されたとされる。出雲大社本殿の柱に、妙見山の杉が使われたことの返礼として、寛文五(1655)年にこの地に運ばれてきたという。
 三百年以上の昔、二〇〇km以上離れた場所から、どのように日本海を渡り運ばれ、運び上げられたのか。先人達の知恵と力には感服させられる。

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住所
667-0051 兵庫県養父市八鹿町石原1755-6
名前
名草神社 三重塔




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