NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/11


尺八 Shakuhachi 

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 尺八(しゃくはち)は、日本の伝統的な木管楽器で、リコーダーのような縦笛の一種である。
 尺八という名は、製作されるものの多くが、一尺八寸(約54cm)の長さを持つことに由来している。
 素材には真竹の根元部分が使用され、竹の節を7節分含むようにして作るものが一般的である。
 鎌倉時代から江戸時代にかけて成立したとされ、禅宗の一派である普化宗に属する虚無僧が奏でて回った。
 当時は建前上、一般の者は吹いてはいけなかったが、明治に普化宗が廃止されたことによって、虚無僧以外の者も公に奏するようになり、都山流や琴古流などの流派も誕生している。
 その奏法は、フルートやリコーダーのように上部にある歌口に息を吹きつけて音を出す。
 音色を調節する穴は前面に四つ、背面に一つあり、音程は歌口に吹き付ける角度で調整される。
 少し寂しげで、くぐもったようなその独特の音色は、虚無僧がいなくなった今も、多くの人々の心に響き渡っている。
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2007/12/25


小湊 昭尚 Kominato Akihisa Akihisa Kominato

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 小湊昭尚(こみなとあきひさ)は尺八奏者、民謡小湊流三代目。1978年、民謡小湊流家元の長男として福島県に生まれる。父は民謡歌手の小湊美鶴、姉は歌手の小湊美和。5歳より両親の手ほどきを受け、舞台活動を開始。十代から琴古(きんこ)流の古典尺八奏法を学び、1995年より人間国宝の山口五郎(故人)に師事。二十歳で民謡小湊流三代目襲名。東京芸術大学音楽学部邦楽科尺八専攻卒業後、純邦楽はもちろん、フュージョン、ボサノヴァなど洋楽とのセッションを開始。
 2004年、和楽器ユニットZAN(ザン)でメジャーデビュー。民謡や尺八演奏で身につけた技術でヴォーカル、尺八奏者として新たな道を切り開き、現在ZANと並行してAEKA(アエカ)、Priest(プリースト)、般若帝国など複数のユニットで幅広く活動中。海外公演も積極的に行っている。
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2007/7/4


三船祭 Mifune-matsuri 

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 毎年5月の第3日曜日、渡月橋上流の大堰川(おおいかわ)の川面に、平安時代が再現されたかのような雅な御遊びが繰り広げられる。車折神社(くるまざきじんじゃ)例祭の延長神事・三船祭(みふねまつり)である。
 竜頭船、鷁首船(げきすぶね)など約20数隻を従えた御座船がゆるゆると流れを漕ぎ上がり、舞踊、献茶、小唄、尺八などの諸芸が奉納される。また扇流船からは色とりどりの扇を川面に浮かべる「扇流し」が行なわれ、新緑の映える大堰川に華やかな彩りを添える。
 この祭りは、昌泰元(898)年、長月二一日、宇多上皇が嵐山に御幸の折、大堰川で御船遊びをなされたことが始まりとされているが、車折神社が昭和三年の御大典を記念し、故事に則って「三船祭」を創始、以降、5月14日の例祭の延長神事として行なわれるようになったもの。
 「三船」の名の由来は、白川天皇が御舟遊びをされた折、和歌・漢詩・奏楽に秀でた者を3隻の舟に乗せて従えたところからその名がついたとされている。
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2007/2/6


竹田市 竹楽 Taketa-shi Tikuraku 

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 町の至る所に、武家屋敷や古刹が点在する岡藩7万石の城下町・竹田。秋には「城下町竹田」の秋の宵を彩る「竹楽」が開催される。古来からマタケ、ハチク、そして中国から350年前に日本に導入されたモウソウチクと、竹田はその名のとおり、市内のあちこちに竹林を見る事が出来る。生活と深く関わってきた竹田の竹にスポットを当て、竹で作った2万本の竹灯籠のライトアップが秋の竹田を美しく彩る。
 毎年11月中旬の週末3日間、十六羅漢エリア、武家屋敷エリア等の歴史の道周辺で開催され、期間中は琴や尺八等の街角コンサートも開催される。また、竹田の食を味わえる屋台村が出現し、名物のごま煮込みうどんやだご汁と一緒に、カッポ酒が旨そうに誘惑する。
 晩秋の竹田の宵。幽玄のひとときが楽める。
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2007/1/28


一尺八寸山 Miou-yama Mt. Mio

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 一尺八寸山(みおうやま、別名みおもやま)は、大分県日田市と山国町の間にある、難読山日本一と言われる標高706.7mの山である。
 この名のいわれは、住民が狩りで捕らえた3頭の猪がいずれも大物で、それぞれの尾をつないで測った合計が一尺八寸もあったからとか、住んでいた狐の尾が一尺八寸あったからなど、諸説ある。
 ただ、この言い伝えを立証するかのように、山麓には長尾野、重尾、熊ノ尾、朝尾野、二ツ尾などの尾にちなんだ地名が多い。
 一尺八寸山は、卓状台地でひょろ長く、山頂は樹木の中にあるのだが、その手前の尾根からの展望は最高である。山頂には、「難読山日本一」の名碑が建っている。
 高い山ではないが意外に奥深く、登山をするなら注意が必要である。
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