NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/11


青花 Aobana Aobana

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 青花(あおばな)は、日本に伝わる染料のひとつである。
 下絵を描く染料で、露草、螢草などと呼ばれる多年草の花の液汁を和紙にしみ込ませた物で、露草の青い花の汁から得ることからこの名がある。
 友禅模様の下絵などを描くために使用する物で、青花紙、藍紙などともいう。
 青花を少しちぎって皿に入れ、水を注ぐと青インキのような液体が現れるが、これで描いた物は水洗いするときれいに消えるので、その特性を利用して、下絵描き用に使われる。
 露草の花の色の変わりやすさは古くから知られており、「世の中の人の心はつゆくさの移ろいやすき色にぞありける」と、歌にも詠まれている。
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2008/2/22


千草色(チグサイロ) Chigusa-iro Chigusa Color

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 千草色(ちぐさいろ)は、夏に小さな青い花を咲かせる露草の花弁から搾り取った汁で染めた色で、その花の名から千草色と呼ばれている。緑がかった明るいうす青色をしている。
 露草のことを千草というのは、露草の別名月草(つきくさ)に由来し、その名が訛ったといわれている。
 千草の花は夏の間に野原や道端でもよく見られる花で、朝にきれいに開花し、午後にはしぼむ、日本の夏に風情を添える可憐な花である。その絞り汁の青は、褪せやすく水に遭うと消えてしまうため、友禅染の下絵にも使われる。
 京都の丁稚などが身に着けたお仕着せの着物は、藍でごく浅く染められた浅葱色をしていたが、日常的に着古して色褪せた布にまたごく薄く藍染めを重ねていった色を「千草色」と呼ぶようになった。藍は薄く染めると緑がかった色がでるので、露草の絞り汁で染めたものと通ずるものがあったのだろう。
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2008/2/21


露草(ツユクサ) Tsuyukusa 

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 露草(つゆくさ)は世界中に分布し、日本でも道端でも見られるなど、日常的に馴染みのある植物である。
 可憐な花を咲かせ、日本では古くから親しまれ、歌にもよく詠まれる花である。
 また花を搾った汁は、染料としても使われ、源氏物語「野分」には露草で文様を染める様子が描かれている。
 露草はもともと、月草(つきくさ)と呼ばれており、万葉集には「月草」が九首に詠われて、俳句では秋の季語となっている。朝顔の花のように、朝に咲いた可憐な花は昼にはしぼんでしまうことから、儚さの象徴として詠まれることが多い。
 青い色素は非常に褪せやすく、容易に水で流れ落ちるため、友禅染などの染物の下絵を描くときに利用される。
 暑い季節、朝露にしっとり濡れた青い花が心に残る植物である。
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