NIPPON Kichi - 日本吉

2007/8/22

前山寺 三重塔 Zensan-ji Sanjuu-no-tou 

Jp


 信州上田、独鈷山(とっこざん)の麓にある、前山寺(ぜんさんじ)は、新義真言宗の寺で弘仁の時代(810~823)弘法大師によって創建されたと伝えられている。
 その前山寺に「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財にも指定された三重塔がある。塔の建立時期については定かではないが、推定では室町時代とされ、その後修復が繰り返された。
 なぜ未完成と言われるのか、その訳は塔の二層目と三層目にある。本来あるはずの手摺り付縁側がなく、それを支えるはずの木材が突き出している。また窓や扉は壁板になっている。このように、建築が明らかに途中のままであるのだ。その理由は定かではないが、この姿が一番美しかったためではないか、と伝えられている。
 その姿は四季折々の美しい自然と共に楽しむことができる。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
386-1432 上田市山田300
名前
前山寺 三重塔
HP
http://www15.ocn.ne.jp/~zensanji/




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter