NIPPON Kichi - 日本吉

2006/11/28

若狭塗箸 Wakasanuri-bashi Wakasa lacquered chopsticks

Jp En


 若狭塗箸は、江戸時代から続く福井県小浜市の伝統工芸品。塗りの中に、貝殻や卵の殻をちりばめて研ぎ出す技法が特徴だ。独自の星屑をちりばめたような美しい模様は、実は若狭の海の底がモチーフとなっているという。
 若狭塗箸は、貝殻や卵殻を色とりどりの色漆で塗り重ねて作る。多くは十数回も漆が塗り重ねられ、これを丹念に研ぎ出し、磨き上げて仕上げる。これだけの作業で、1本作るのに約3ヶ月かかるという。
 丹念に作られた箸は、貝殻の白い輝きや、散りばめられた金箔が大変美しい。海辺に漂う波音が今にも聞こえてきそうな優しい塗りだ。
 若狭塗箸は、経済産業省指定伝統工芸品となっている。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
917−0001 小浜市福谷 8-1-3
連絡先
若狭箸工業協同組合
電話
0770-52−1733




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter