NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/6


みくりが池 Mikuriga-ike 

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 みくりが池(みくりがいけ)は、富山県中新川郡立山町室堂の中部国立公園内に広がる、標高2400m、周囲約630m、面積1.35ヘクタールの火口湖である。
 立山黒部アルペンルートにあり、青くすんだ池面に立山三山を映して静まりかえっているさまは、まさに神秘的といえる。
 池の名は、立山の神のお供えをこの池の水で調理した事に由来するとか、元和三(1617)年、池の小ささを嘲笑った越前の小山法師が、地元の延命坊の言葉に乗せられてこの池で泳ぎ、3巡目で急に沈んだ事から三繰ケ池と書くようになったとか言われている。
 池を取り巻くすり鉢状の斜面には、クロユリなどの高山植物が豊富で、雷鳥が目撃されることも多い。また、周囲にはりんどう池、血の池が点在している。
 みくりが池は、日本アルプスで最も深い水深15mを誇る、室堂を代表する高山湖である。
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2007/9/18


双剣石 Souken-seki 

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 双剣石(そうけんせき)は、鹿児島県南さつま市坊津町の網代浜にある天然の2つの岩である。国の名勝に指定されている坊津の、代表的景観とされる。
 双剣石は雄岩が27m、雌岩が21mあり、荒削りの岩が海に2つ鋭い剣のように突き出しているのでこの名がついたと言う。
 江戸時代の版画家・安藤広重の浮世絵にもなっており、また江戸時代に編まれた三国名勝図会には「坊津八景」の一つとして描かれている。
 坊津八景は、戦国時代に豊臣秀吉によって都から流された近衛信輔が、坊津の名勝8か所を和歌に詠んだものである。
 また、梅崎春生の「幻化」の中で主人公・五郎と部下の福兵長が、酒を飲み双剣石まで泳ぐことになる岩としても知られる。
 双剣石は、昔から色々な人々に描かれたり歌を詠まれたりしてきた、風光明媚な名勝である。
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2007/8/7


押川大滝 Oshikawa-ootaki The Oshikawa-Otaki Waterfall

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 押川大滝(おしかわおおたき)は、愛知県豊田市稲武町にある落差8m、幅3mの滝である。
 矢作川の支流、名倉川の全水量を滝壺に落とす滝で、川原に下りれば、滝の規模に比べると随分広くて深い滝壺が広がり、滝の大迫力を感じられる。
 滝の上にかかる橋は、滝見橋というだけあって、雄大なその姿が一望できるため、滝の全容を見るには良い場所である。
 滝は、暑い季節に水辺で、ほっと一息を付ける、体を癒すスポットとなっている。
 滝の上と滝壷へ降りる遊歩道が整備されており、落ち口に近寄ることもできる。
 家族連れで河原でキャンプなどをするにも良く、滝壷附近で泳ぐのも気持ちいい。
 押川大滝は、自然を満喫出来る、雄大な景観の瀑布である。
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2007/7/9


網走湖 Abashiri-ko 

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 網走湖(あばしりこ)は、北海道網走市街の南西に位置する、周囲43kmの海跡湖。手付かずの自然が残る市民の憩いの場だ。
 東湖畔の中央部から突き出す呼人半島には、バードウォッチングや散策に最適な全長14kmの遊歩道が整備されている。
 女満別側には、国指定天然記念物の大規模なミズバショウ群落が広がり、4月下旬から5月上旬にかけて白く可憐な花々を観察することができる。
 夕陽が湖面を真っ赤に染め上げる景色は息を飲むほど美しい。また、冬には湖面が全面凍結し、ワカサギ釣りの釣り人で賑う。結氷した湖面には、アザラシが氷上に転がったり付近を泳ぐ姿も見ることができる。
 網走湖は、多くの大切な命をはぐくむ母なる湖である。
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2007/5/21


奥田英明 Okuda Eimei 

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 1964年、大阪生まれ。浮遊体アーティスト。
 1989年、舞台美術活動の一環として取り組みはじめた技術がきっかけとなり、浮遊体アートの製作を始める。
 浮遊体アートとは、特殊樹脂素材を用いて、人工のクラゲを水中に漂わせること。
 一つ一つが丹念に手作りされ、また、それらが水槽を泳ぐことにより、二目と同じ状況にはお目にかかれない、まさに一期一会のアートを生み出した。
 1999年に浮遊体アート工房、想芸館を発足。
 2001年には第26回大阪インターナショナルギフトショーにて大賞を受賞する。
 その後、次々と展示会を開き、浮遊体アートの名を世間に広め続けている。
 浮遊体は、一つを生み出すために3~4日を要する。それだけに体力、根気も必要になるが、そうして生み出された浮遊体が多くの人に安らぎを提供している。
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2007/4/5


紙のこいのぼり Kami-no-koinobori 

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 「鯉のぼり」といえば、普通は空を泳ぐもの。また本物の「鯉」は水の中で生きているもの。ここ高知県の伊野町では、特産品である「不織布」をつかって、水に泳ぐ「鯉のぼり」を作り、清流仁淀川に泳がそう。水に帰り、自由に泳いでもらおう、というのが始まり。
 大きなもので全長七〜十メートル、小さなもので二・五メートルほど。
 作り方は長方形の大きな不織布に、鯉の下絵を描く。鯉の腹側を口から尾まで縦に切った、いわば腹開きの絵。これに緋鯉なら頭は赤、目玉は黄色・白・黒、ウロコはブルーと赤、尾は赤などというように水性ペンキで色を塗り、乾いたら全身を筒状にまるめて、腹の部分をアイロンで接着させる。不織布だから、接着剤を使わなくても、アイロンの熱だけで十分接着する。胸ビレなどもアイロンで接着し完成する。
 特産品の不織布と郷土の誇りの清流をミックスさせた、新しい地域おこしの発想だ。
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2007/3/6


牛の海泳ぎ Ushi-no-umi-oyogi 

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 牛の海泳ぎは島根県の隠岐諸島、知夫里島に伝わる牧畜の伝統である。
 隠岐諸島、島前三島の一つ、知夫里島は畜産の盛んな地区であり、800年前から牧畑農業が行なわれていた。
 現在は放牧による子牛の生産が主産業の一つとなっており。島全体が公営牧場のため、牛が島内をのんびりと歩いている姿が各所で見られる。
 牛の海泳ぎは、冬場に知夫里島の牧草が枯れることから、近隣の島津島に牛を泳いで渡らせる方法で、江戸時代から行なわれていたもの。
 現在、実際に行なう農家は少なくなったが、近年観光のために復活、4月から9月の間、海を泳ぐ牛の姿を見ることが出来る。
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2007/3/2


鯉の泳ぐまち Koi-no-oyogu-machi 

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 島原は古くから水の都といわれ、中でも新町一帯は特に湧き水が豊富で、地面を50センチメートルも掘ると湧き水が出てくるほどである。
 昭和53年、地域の町内会が中心となり、子供たちの感性をはぐくみ、豊かな湧き水を後世に残し、また観光に活かそうという趣旨のもと、町内の清流に錦鯉を放流した。
 「鯉の泳ぐまち」は地域住民の人々により、美しく保たれ、紅白、三色、黄金等大小1,500匹の錦鯉が清冽な流れの中で泳ぐ様子は水の都、島原の見所の一つとなっている。
 色とりどりの錦鯉が泳ぐ姿は、見る人の心を和やかにしてくれる。水辺散策や市民の憩いの場としても人気のスポットである。
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