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2008/2/1


落石岬湿原 Ochiishi-misaki-shitsugen Ochiishi-misaki Wetland

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 北海道の根室半島の付根に位置し、太平洋に突出する台地状の小さな岬。そこに広がるのが落石岬湿原である。
 岬全体を占める台地状の部分は、その全てが北方湿原として発達しており、道指定の自然環境保全地域にもなっている。
 湿原は、国の特別天然記念物であるサカイツツジの南限自生地としても知られており、六月頃に小さな花を見る事が出来る。
 この他にもミズバショウやハクサンチドリ、ワタスゲなどが自生しており、北海道の大自然を満喫することができる。
 湿原には木道が整備されており、そこを通っていくと、アカエゾマツの湿地林を抜けた先に灯台が見えてくる。
 灯台は日本のほぼ最東端にあたり、はるかな水平線を有する太平洋や台地から海へと落ちるダイナミックな海岸美、どこまでも続くかのような緑の湿原などの大パノラマが楽しめる。
 自然環境保全地域であるため、観光的な構造物などはいっさいなく、自然の景観を心行くまで堪能することができる。
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風蓮湖湿原 Fuuren-ko-shitsugen Furen-ko Wetland

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 風蓮湖(ふうれんこ)は、別海町と根室市にまたがる周囲96kmの、海水と淡水が入り交じる大きな汽水湖である。この風蓮湖に注ぐ風蓮川下流に広がっているのが、風蓮湖湿原である。
 風蓮湖は、根室湾の沿岸流によって運ばれて作られた砂州によって風蓮川の水が堰きとめられてできた湖で、直接に根室湾に接しているため、風蓮湖河口近くには、大規模な塩湿地が発達している。
 ここは、オオハクチョウやヒシクイ、シギなど、多くの渡り鳥の飛来地や中継地となっており、また、オジロワシやオオワシ、シマフクロウ、タンチョウなど希少鳥類をはじめとする三〇〇種類近くの鳥類が観察できるという。
 2005年には、鳥獣保護区特別保護地区としてラムサール条約に登録され、大切に保護されている。
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標津湿原 Shibetsu-shitsugen Shibetsu Wetland

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 北海道の標津湿原(しべつしつげん)は、野付半島の北に位置し、根室海峡に面した砂丘に隣接して発達した湿原である。
 この一帯は「ポー川史跡自然公園」となっており、この標津湿原は、伊茶仁川の小さな支流ポー川と標津川に挟まれていて、一般的には上部の川北湿原と、下流の三本木湿原とに区分して呼ばれている。
 泥炭が堆積した高層湿原で、170haの広さのミズゴケがマット状に広がっている。また、三〇〇〇年の時をかけて造り上げられた氷河期の生き残りと呼ばれるツンドラ植物も見られる。
 湿原は最も壊れ易い自然である。ミズゴケ類も一度踏みつけられると容易には回復しない。生態系にも欠かせない標津湿原は国の天然記念物に指定され、大切に保護されている。
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2007/12/7


春国岱 Syunkuni-tai Shunkunitai

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 北海道東部の根室半島にある「春国岱(しゅんくにたい)」とは、海流に乗って堆積した砂が積もってできた小さな丘の名前で、オホーツク海と風蓮湖(ふうれんこ)を隔てている細長い砂州のことをいう。海に浮かぶ森のようにも見え、長さが8キロメートル、幅は1・3キロメートルもある広い砂州である。
 自然の風景をそのまま残している場所として、学術的にも知られている。砂の丘の中央には、国内で砂丘に自生する唯一のものとしてアカエゾマツの純林があり、またハマナスの群落が3キロメートルにわたって存在するなど、植物が豊かに成長する環境が整っている。
 海岸沿いは湿地となり、タンチョウの繁殖場所には絶好の場所となっており、また海の魚を捕るためオジロワシも生息している。
 生態としては決して安定した環境とはいえないが、厳しい環境ながら人の手がほとんど入らず、自然が豊かに残されていることが、恵まれた環境として成り立つ最大の理由であるといわれている。
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2007/10/26


風蓮湖 Fuuren-ko Lake Furen

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風蓮(ふうれん)湖は、北海道根室市、野付郡別海町にまたがり、北海道第三位の大きさをもつ汽水湖。野付風蓮道立自然公園に属する。
 周囲には海岸砂丘、草原、湿地、森林など変化に富む自然環境が広がり、多様な動植物が生育している。
 6月から8月にかけては、ハマナス、エゾスカシユリ、センダイハギなどが赤や黄色、紫の可憐な花を次々と咲かせ、一面お花畑のようになる。
 また風蓮湖は野鳥の宝庫として知られ、特に国内最大の白鳥の飛来地として有名だ。白鳥が訪れるのは9月上旬から12月下旬、そして翌年の3月中旬から5月上旬まで、ここで過ごす。他にタンチョウやクマゲラ、シマアオジなど約240種にものぼる鳥類の姿が見られ、国内屈指のバードウォッチングエリアとなっている。
 風蓮湖は北の大地が生んだ、汚れない自然の楽園だ。
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納沙布岬 Nosappu-misaki Cape Nosappu

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 納沙布(のさっぷ)岬は、北海道本島再東端の岬。根室半島の先端、北緯43度22分、東経145度49分に位置する。
 海に広がる根室海峡の向こうには、貝殻島や水晶島、国後島などの北方領土の島々が手の届きそうな位置に浮かぶ。
 また納沙布岬は、「流氷岬」と呼ばれるように流氷が見られる岬としても有名。冬にはダイナミックで幻想的な景観が楽しめる。 
 元旦には北海道一早く初日の出を拝める場所として、「納沙布岬初日詣」が行われる。
 岬の先端には明治五年に建てられた道内最古の灯台が立つ。また、周辺は北方領土への思いを込めて造られた望郷の岬公園になっており、巨大なアーチの下に強風でも消えないトーチが焚かれている。公園内には北方四島をイメージしたモニュメント「四島のかけ橋」や望郷の家、北方館などの施設がある。納沙布岬は、四季折々、訪れる人々に様々な感慨を与えている。
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2007/7/13


ユルリ島 Yururi-tou Yururi Island

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 ユルリ島は、北海道根室市の根室半島の沖合に浮かぶ、小さな無人島である。北海道の天然記念物に指定されている。
 ユルリ島はアイヌ語で「鵜の居る島」という意味で、ウミウをはじめ、絶滅が心配されるエトピリカ、ケイマフリ、チシマウガラスなどの海鳥が繁殖している。
 標高40mの台状の島で、すぐ北にユルリ島より小さなモユルリ島を持つ。
 眼下に広がる草原の緑がまぶしく、昔、コンブを運ぶために飼われていた馬が、20頭あまりの野生化した群れとなって悠々と草をはむ。
 アザラシ、ラッコの繁殖地として絶好の生殖地となっており、絶壁の上には湿原が広がっていて、植物も300種が生育する。
 ユルリ島は、人間の入島が禁じられている神秘の島である。
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2007/6/25


武佐岳 Musa-dake 

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 武佐岳は、北海道根室地方の北部にある山で、根釧台地の端の方に位置する、独立峰的な存在の山だ。
 標高は1005m。あまり高くない標高と、比較的登りやすい登山道が整備されており、シーズンともなれば多くの登山者が訪れる。
 ただ、夏場は根室海峡から流れ込んでくる海霧の影響でガスが発生する事があり、よく晴れた日を選ばないと、せっかくの眺望が台無しになってしまうこともある。そういった条件をクリアし、山腹に咲くエゾムラサキツツジやキバナシャクナゲに元気を分けてもらって無事、山頂にたどり着けば、ご褒美の絶景が待っている。
 すぐ近くに高い山がないため、ほぼ360度見渡すことができ、遠くは北方領土である国後島や知床半島、そして根釧原野を一望する事が出来る。
 地球は丸い。そんな当たり前の事をこの頂に登れば、地上にいながらにして体感する事が出来る。
 地球の中心に自分がいる。そんな大げさな夢も、この山に登れば頂にいる間だけは見る事が出来そうだ。
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