NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/12


三原山 Miharayama 

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 三原山(みはらやま)は、東京都大島町にある標高764mの三重式成層火山である。
 伊豆大島の中央に位置する三原山は、御神火様として昔からあがめられてきた神山で、ハワイのキラウエア火山・イタリアのストロンボリー火山と共に世界三大流動性火山の一つに数えられている。
 安永六~八年(1776~1779)の大噴火、昭和二五~二六年(1950~1951)の噴火、そして昭和六一(1986)年の大噴火と、三度の大規模な噴火によって内輪山から火口原の姿ができた。
 現在は、平静を保ち四季折々にすばらしい景観を見せており、山頂まで延びる遊歩道も復旧され、三原山山頂口付近からは、眼下に元町・海原、そして伊豆半島富士山を望む事が出来る。
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2008/7/3


御殿庭 Godenniwa 

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 富士山五合目の御殿場口から、富士山中腹をめぐる登山コースがある。
 それなりに高低はあるものの比較的なだらかに続く道を歩いていくと、樹木が育つ限界に近づいて周囲に茂る樹木がだんだんと低くなってくる。
 高原の雰囲気を味わいながら、丈の低いカラマツの中をしばらく進むと木がなくなっていき、やがて一面に岩と砂礫が広がる見晴しの良い場所に出る。
 そこが御殿庭(ごでんにわ)である。
 その標高は2300m付近で、宝永四(1707)年の「宝永大噴火」でできた「宝永火口」の第三火口の縁にあたる地点だ。
 およそ2haに渡って岩と砂礫が広がっており、そうした砂礫地にコケモモの群落がポツリポツリと点在している。
 周囲には他にもオンタデやミヤマオトコヨモギ、フジアザミのお花畑もみられ、また、すぐ上には宝永山がそびえており、荒涼とした原野の中に佇む山と点在する緑の光景は、一種独特の雰囲気を醸し出している。
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2008/6/4


燧ヶ岳 Hiuchiga-take 

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 日本百名山のひとつに数えられる燧ヶ岳(ひうちがたけ)は、福島の最高峰であるとともに東北一の高さを誇る山である。日光火山群の一峰で尾瀬沼の北に位置しており、標高は2356メートルである。
 燧ケ岳は標高2346メートルの俎板嵓(まないたぐら)と標高2356メートルの柴安嵓(しばやすぐら)からなる双耳峰となっている。
 尾瀬沼や尾瀬ヶ原は、燧ヶ岳の大噴火によって誕生した日本を代表する高層湿原である。
 登山道は御池、沼尻、尾瀬沼、見晴などから延びている。また登山道脇には多くの種類の高山植物が生育しており、水芭蕉やイワカガミ、シャクナゲなどの姿をみることができる。
 春や秋の見通しのよい日には、南の方角に俎板嵓、柴安嵓、そして富士山などが眺められる。
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2008/1/28


揖宿神社 Ibusuki-jinja Ibusuki Shrine

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 揖宿神社(いぶすきじんじゃ)は、鹿児島県指宿市東方にある神社である。祭神は大日孁貴命(おおひるめむちのみこと)他八柱。
 社記によれば、慶雲三(706)年、天智天皇の由緒の地として葛城宮が創建されたという。
 貞観一六(874)年、現在の開聞岳の大噴火により遷宮し、枚聞神社を勧請して開聞新宮を名乗った。明治維新に際し揖宿神社と改称され、現在に至る。
 指宿郷の総氏神として地方開拓の祖神、航海安全、諸業繁栄の守護神として崇敬され続けてきた。
 現在の社殿は弘化四(1847)年、島津斉興(しまづなりおき)によって建てられたものである。
 境内には推定樹齢七〇〇年以上といわれる楠木の大樹八株があり、全体が「揖宿の社叢(しゃそう)」として県指定の天然記念物となっている。
 揖宿神社は、薩摩藩代々の藩主から篤く尊崇されてきた、古くから知られた神社である。
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2007/9/18


橋牟礼川遺跡 Hashimure-gawa-iseki 

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 橋牟礼川遺跡(はしむれがわいせき)は、鹿児島県指宿市十二町にある縄文時代~平安時代にかけての遺跡である。国の史跡に指定されている。
 縄文時代は弥生時代よりも古く、縄文土器と弥生土器を使っていた人々は部族が違うのではなく、時代が違うという、今日では当たり前のような事を初めて立証した遺跡として有名である。
 先史時代のポンペイとも呼ばれ、5~6世紀の遺跡とは別に、貞観一六(874)年に開聞岳が大噴火した時の、火山灰で倒壊した建物跡や畑の跡、道の跡など、当時の集落がそのまま眠っている。
 現在、約2ヘクタールが史跡公園として整備されており、8世紀後半頃の竪穴式住居が4棟復元されている。また、貝塚や地層を見学できる展示施設も存在する。
 橋牟礼川遺跡は、古代日本を知ることが出来る貴重な遺跡である。
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2007/9/10


霧島山 Kirishima-yama Mt. Kirishima

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 霧島山(霧島連峰・霧島火山群)は、鹿児島県霧島市と宮崎県えびの市・小林市の境界にある火山群の総称である。日本百名山の一つに選ばれている。
 約30万年前に大噴火を起こした、加久藤カルデラの南縁に誕生した後カルデラ火山とされる。
 標高1700mの最高峰・韓国岳をはじめ、高千穂峰、中岳、大幡山、御鉢などからなっており、大浪池、大幡池、御池、六観音池など多くの火口湖が存在する。
 一帯は霧島屋久国立公園に指定されており、高地にはミヤマキリシマの群生地がある。
 高千穂峰の山頂には、アマテラスの孫ニニギが、降臨する際、逆さに突きたてたという天の逆鉾が立てられている。
 また、坂本龍馬夫婦の日本最初の新婚旅行地としても知られている。
 霧島山は、天孫降臨を伝える日本創世神話の地である。
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薩摩硫黄島 Satsuma-iou-jima 

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 薩摩硫黄島は、鹿児島県鹿児島郡三島村にある東西5.5km、南北4kmの火山島で、竹島、黒島とあわせて鹿児島郡三島村を構成している。
 この島は、6300年前に大噴火した鬼界カルデラの縁にできた山であり、主峰の硫黄岳は標高703.7mの、硫気活動が盛んな火山である。
 噴気が活発で、島のあちこちから温泉が噴出し、海水を異様な色に変色させている。その姿はマグマ溜まりから突き出した煙突のようにも見える。
 日本史において鬼界ヶ島を名乗っていたと考えられている島の一つであり、硫黄のために島の周辺海域が黄色に変色していることから「黄海ヶ島」と呼ばれ、これが「鬼界ヶ島」に書き換えられたとの説もある。
 薩摩硫黄島は、活火山によって成り立つ南国の島である。
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2007/6/22


摩周岳 Masyuu-dake Mt. Mashudake

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 北海道東部、阿寒国立公園内にある摩周湖。歌でも有名なこの湖は、およそ7000年前の巨大噴火により誕生したカルデラ湖だ。
 その摩周湖の外輪を形成する外輪山の一角が「神の山」の意を表す「カムイヌプリ」摩周岳だ。
 日本でもトップクラスの透明度の高さを持つ湖から臨めば、外輪山の中でも頭一つ抜け出した山を見て取ることが出来る。
 標高は858m。登山の入り口は湖畔の第一展望台にあり、その頂まで、摩周湖外輪の尾根伝いを歩いていく。
 途中では木々が折り重なるようにして出来たトンネルや高山植物、そして時々その視界に現われては消える青く澄んだ摩周湖を望みながら、穏やかな道をハイキング気分で、ゆったりと楽しみつつ進んでいくことが出来る。
 歌にもあるように霧でも有名なところで、そんな日に目指す頂への道程もまた楽しいものだ。
 眼下に見える霧に煙る摩周湖と、その中央に見え隠れするカムイシュ島の絶景は、神がもたらしてくれた賜物なのかもしれない。
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