NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/24


親子熊岩 Oyakoguma-iwa The Mother and Child Bear Rocks

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北海道の長磯海岸には、自然が作り上げた多数の奇岩が点在している。その中でも一番有名なのが「親子熊岩」。その名にまつわる謂れの残る岩である。
 大昔、飢餓に悩み山奥から海岸に辿りつき、海岸で蟹を小熊に食べさせているうちに、足を滑らせ海に落ちた小熊を助けようと、共に溺れてしまった親熊。小熊を想う親熊の愛の深さに打たれた、神様が親子を海中から救い上げ、そのまま岩の形に変えたというもの。確かに、親熊が小熊を抱きかかえようとしているように見えるシルエットは、自然の産物とは思えないほどリアルな形をしている。
 夕陽が沈む頃には更に情緒のある姿がくっきりと現れる。
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2007/7/27


広瀬川灯ろう流し Hirose-gawa-tourou-nagashi The Lantern Float in the Hirose River

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広瀬川灯ろう流し(ひろせがわとうろうながし)は、宮城県仙台市を流れる広瀬川河岸宮沢橋~広瀬橋間にて毎年お盆の季節に行われている行事である。
 今から約250年ほど前の宝暦・天明・天保時代、数度にわたる冷害や大凶作があり、東北で数十万の人々が飢餓に見舞われた。
 その際、伊達藩が広瀬橋近くに救助小屋を設けた事から、悲運の死を迎えた人々を供養する為に広瀬川で灯ろう流しが始められた。
 以来、毎年続けられており、戦後は花火大会も同時に開催されるなど、仙台の夏の風物詩として親しまれ、しばし中断ののち、平成二(1990)年より復活した。
 野外コンサートや、夜には大花火大会が行われ、そのフィナーレには広瀬川一杯に広がる130mの大ナイヤガラが広瀬川を彩る。
 広瀬川灯ろう流しは、仙台を代表する由緒ある行事である。
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2007/6/12


江渡家住宅 Eto-ke-juutaku 

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 江渡家住宅(えとけじゅうたく)は、青森県三戸郡五戸町にある旧家である。国の重要文化財に指定されている。
 天明年間(1781~88)の建築といわれる大邸宅で、保存状態も良く、当時の原形をそのままとどめているのは貴重といわれている。
 桁行十二聞半、梁間六聞、八十五坪、寄せ棟造りの茅葺屋根で、四方せがい造りとして、北正面に玄関を付属させている。
 江渡家は、江戸時代に南部藩の代官所に仕えていた御給人と呼ばれる在郷士族で、農業を営みながら五戸代官所の下役を勤めた家柄である。
 住宅は江戸時代後期に飢餓救済事業として建策され建てられた家で、格式の高い武家屋敷の様式を備えている。
 江渡家住宅は、江戸の昔を偲ばせる、暖かみのある旧家である。
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