NIPPON Kichi - 日本吉

2007/7/25

麗観富山 Reikan-tomi-yama 

Jp


 宮城県・松島湾は、言わずと知れた日本三景のひとつであり、松尾芭蕉ですら余りの美しさに絶句したと伝えられる、東北を代表する景勝地である。湾内外には、大小260余りの諸島が点在。長い年月の波浪侵食、風化作用により、四季を通じてそれぞれの景観を見せる自然美が楽しめる。
 この松島をいろいろな角度から違った景観を一望できる所。それが「松島四大観」と呼ばれるビュースポットである。「壮観」と呼ばれる大高森、「麗観」富山(とみやま)、「幽観」扇谷、「偉観」多門山と、それぞれの景観の個性に合わせて名前が付けられている。
 富山は四大観の中でも標高117mと最も高い場所に位置する山で、杉、松、樅の大木に覆われた静寂な趣の中、松島湾のほぼ全景を望める。富山から眺める松島湾の島々は、「麗観」の名の通りなだらかな曲線を描く穏やかな眺めだ。
 富山は、明治九(1876)年に明治天皇も登られたことのある由緒ある場所である。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
981-0200 宮城県松島町手樽字富山
名前
麗観富山




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter