NIPPON Kichi - 日本吉

2007/3/26

岩手 円城寺門 Iwate enjyouji-mon 

Jp


 円城寺門は、もともと和賀二子城の大手門の材料であったものを慶長十九(1614)年の頃、花巻城主の南部彦九郎政直が花巻城の築城整備にあたり、花巻城の裏門である円城寺坂に移築したもの。
 花巻城時鐘とともに、花巻城跡に現在唯一残る遺構である。形状は城門構造で二階建ての魯門形式を取っている。高さ6メートル、幅6メートル、奥行きは一階部分2.9メートル、二階部分3.9メートルの大きさをもつ。8本の欅(けやき)製脚柱からなり、正面に扉と板壁がつく。屋根はかつて切妻造りの素朴な栗木羽葺きであったが現在は銅板葺きである。
 円城寺門は、花巻城往時の威容を示す唯一の貴重な現存建造物として、昭和三五年、花巻市の有形文化財に指定されている。

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住所
岩手県花巻市城内7-28
名前
岩手 円城寺門




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