NIPPON Kichi - 日本吉

2007/1/30

萩焼 Hagi-yaki Hagi Ware

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 萩焼(はぎやき)は山口県萩市一帯で焼かれる陶器 。古くから「一楽二萩三唐津」と謳われるほど、茶人好みの器を焼いてきたことで知られる焼き物である。
 萩焼は焼き上がりが軽く、装飾面も素朴で、侘び茶のムードによく似合う。がっしりと焼きが固く、絵付けの華やかな唐津茶碗より茶陶としては優れていると言われている。  
 萩焼の作陶家の代表に、三輪壽雪(じゅせつ)氏が挙げられる。氏は明治四十三(1910)年に萩市に生まれ、昭和五十八(1983)年に萩焼きで重要無形文化財保持者(人間国宝)となった。
 氏と同様萩焼の巨匠であった兄・休雪が探求していた「休雪白」という純白の藁灰釉(わらばいゆう)を引き継ぎ、萩焼に新境地を開いた。萩焼の伝統を継承しながらも古典の模倣に終わることなく、茶陶という分野に独創性あふれる豪快な作風で独自の世界観を確立。「壽雪芸術」と呼ばれる所以である。

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住所
山口県萩市
名前
萩焼




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