北海道を代表する登別温泉の最大の源泉エリアが地獄谷と呼ばれる。２００４年に北海道遺産に選定される。
　今から約１万年前に、笠山が爆発してできた火口の跡である。たくさんの噴気孔があり、熱湯や水蒸気、さらに火山ガスが激しく噴出している。あたり一帯は硫黄の臭気に包まれており、まさに地獄の有様のように感じる。機銃地獄、鉛地獄など１５箇所に地獄と付いた場所がある。その様子は３箇所の場所から展望できる。
　泉質は１１もの種類があり、世界的にも大変珍しい。湧き出る湯量は１日１万トンと豊富である。
　保養地、観光地として年中たくさんの人々が訪れる、人気の高い温泉地である。