NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/2


天平筆(雀頭筆) Tenpyouhitsu(Jantoupitsu) 

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 「天平筆(てんぴょうひつ)・雀頭筆(じゃくとうひつ)」は、芯となる毛に和紙を巻き、其の周りに毛を植えて穂を作るという製法の筆で、歴史は古い。
 日本に現存する最古の筆も、現在、正倉院に収蔵され、聖武天皇ゆかりの御物として伝え残る「天平筆(雀頭筆)」である。その「天平筆(雀頭筆)」は、17点の筆からなり、大きさ、長さ、筆管の装飾、筆帽の装飾、竹の種類、筆の穂などが、それぞれで異なっている。また、使われてる原毛も、狸毛、兎毛、鹿毛、羊毛、馬毛と、さまざまな種類の原毛が使用されており、象牙や黄金、銀糸などの高価な装飾が施されている点から、日用品としてではなく、観賞用、装飾品などに使われていたと考えられている。
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2007/11/12


黄楊櫛 Tsuge-gushi Japanese Boxwood Combs

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 黄楊櫛(つげぐし)は、京都府にて今も作られている、髪をすく伝統的な女性の装飾品である。
 櫛の歴史は古く、一番古いものでは縄文時代まで遡る。また、黄楊で作られた櫛は万葉集にも詠まれており、櫛の中でも最上級品として歴史を重ねている。
 京都の黄楊櫛の生産は、平安時代から始まったとされている。
 黄楊の木は、材質が柔らかく地肌を傷つけず、櫛にとって理想的な性質を持っており、一般の櫛だけでなく、西陣織の綴織に使う櫛、京人形の結髪用の櫛など京都ならではの幅広い用途に使われている。
 また、静電気がほとんど起こらないため、枝毛や切れ毛になりにくく、頭皮への刺激も優しく、非常に高いヘアケア効果があるとされている。
 黄楊櫛は、健康的なだけでなく彫や蒔絵も美しい、いつの時代も女性を引き立てる装飾品である。
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2007/11/8


羽越しな布 Uetsushinafu 

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 羽越しな布(うえつしなふ)は、山形県鶴岡市、新潟県岩船郡山北町に伝わる伝統民芸品である。
 古来より「しな布」として知られる出羽の国・羽越地方の織物は、縄文の時代から山野に自生する科の木(しなのき)の皮を原料とする、日本最古の古代織のひとつとされる。
 縄文や弥生時代から衣装や装飾品などに利用され、今なお昔ながらの技術・技法に基づく手作業によって作られ、完成までには1年の月日を要する。
 ざっくりとした素朴な手触りと自然な色合い、その織目の美しさはもとより、通気性が良く、軽くて水濡れにも強いなどの機能性を兼ね備えた、まさに山形の自然・風土と熟練の手技によって伝承される織物である。
 羽越しな布は、古代から受け継がれた伝統の織物である。
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2007/9/5


紅型 Bin-gata Bingata

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 紅型(びんがた)は、沖縄を代表する伝統的な染織技法の一つである。
 起源は十六世紀ごろとされており、当時の琉球王国では王族や貴族の衣装として染められていた。そのため、染屋は首里城の周りに置かれ篤く庇護されていたという。
 「紅」は色全般を示す言葉でとして、「型」は型絵染めの型紙を表す言葉として用いられ、型紙を使って様々な色で染め上げたもの全般を紅型と読んでいた。
 紅型には二つの手法があり、型染めは型を用いて文様を染めあげるもので、筒引きは文様を描くのに必要な糊を円柱状の筒にいれ、その先からところてんのように搾り出しながら文様を描く手法だ。
 これら細心の手作業により生み出される色合いは当時の王侯貴族たちを魅了して止まず、特にフクギと呼ばれる植物から取れる黄色は、王族のみ使用がゆるされるほどだった。
 現在では用途も広がり、着物のみならず帯や各種装飾品などにも活用されており、友禅に並ぶ日本の代表的な染物として、南国の情緒を楽しませてくれている。
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綴織 Tsuzure-ori Tsuzure-ori (Tapestry)

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 綴織(つづれおり)は、古くから世界中で行われてきた染織技法の一つである。
 歴史的にも芸術的にも価値の高いものとされており、最古のものは紀元前1580年頃にエジプトで織られたコプト織だといわれている。
 日本においては、仏教の伝来と共に伝わったといわれ、それらの遺品は法隆寺や正倉院の裂(きれ)に見ることが出来る。
 やがて、京都の仁和寺や本願寺などで綴織による装飾品などが織り始められ、その後も京都の西陣などでの帯の製織などにより、今に伝わっている。
 一般的には経糸(たていと)の下に実物大の下絵を置き、杼(ひ)に通した緯糸(よこいと)で、経糸を綴りわけながら文様を表していく。この際の経糸の綴りわけは、爪で一本一本をより分けていくという、非常に根気の要る手仕事となっている。
 「爪で織る錦」といわれる由縁であるが、そうした手作業により生み出される逸品は三千年前から人々を魅了して止まない美しさを今に伝えてくれている。
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2007/8/6


仙台堆朱 Sendai-tsuisyu Sendai Tsuishu

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 堆朱(ついしゅ)とは、朱漆を数十回から数百回塗り重ねて出来上がる積層漆板に、花鳥山水など各種の型を彫刻、研磨して仕上げていく日本伝統の漆芸品である。
 その技術は中国が発祥とされ、平安時代に日本に伝来し茶道具や装飾品として珍重されてきた。
 仙台堆朱(せんだいついしゅ)は、それら堆朱の技術に更に耐熱性や耐水性を加え、長い時には数十ヶ月かかるといわれたその製作時間を「型押し」により一個の原型から多数の彫刻漆器を製作する事で、大幅に短縮、能率化する技法で製作されたものであり、その技術は明治時代に確立されたといわれている。
 堆朱そのものは本来、非常にデリケートなものであるが、仙台堆朱では彫刻の繊細さや深みのある朱色の美しさを失うことなく、非常に堅牢な、いわば実用品としての面も考えられたものとなっている。
 半永久的に味わえるその美しさは、まさに逸品と呼ぶにふさわしいものである。
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2007/5/31


安楽寺八角三重塔(国宝) Anraku-ji Hakkakusanjuu-no-toh Anrakuji Temple Pagoda

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 信州上田、夫神岳(おがみだけ)の山道を覆う松林の中に、その塔はある。
 この地にある安楽寺は、平安時代初頭に創立されたといわれるが、鎌倉時代以前の歴史ははっきりとしない。その中でも、この塔はもっとも古いものである。現存する八角塔としては唯一のもので、かつ禅宗様の三重塔としても大変稀有なものとされる。
 全高18.75m、その印象的な八角の屋根の内には、詰組(つめぐみ)や扇垂木(おおぎたるき)など、細部にいたるまで禅宗様の建築様式が見られ、仏壇までもが八角の形で造られている。にもかかわらず、禅宗では珍しい大日如来像が安置されており、その点でも注目に値する。
 全体が四重塔に見えるが、一番下の屋根は一層の裳層(もこし)とよばれる庇である。
 1947年、長野県内の建造物としては初めて、松本城とともに国宝指定された。
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2007/5/23


甲州印伝 Koushu-Inden 

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 甲州印伝(こうしゅういんでん)は山梨県甲府市に伝わる細工物で、経済産業大臣指定の伝統工芸品である。
 印伝とは漆で模様をつけた鹿革を加工したもので、財布、印鑑入、巾着、ハンドバッグなどの製品が作られている。
 手や体になじみ、大変な強度もそなえていることから、戦国時代には武具の一部にも使用された。
 寛永年間(1624~1644)、日本に来航した外国人が献上した装飾品の柄を模したものが始まりとされ、基となった装飾品が印度から伝来したものと伝えられたことから「印度伝来」がのちに「印伝」と称したとされる。
 江戸時代には各地に産地があったが、現在は甲州印伝のみが伝統を受け継いでいる。
 一つ一つを手作業で作り上げる製品は、使い込むほどに馴染み、味わいを増す工芸品である。
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