NIPPON Kichi - 日本吉

2006/12/20

京鹿の子絞 Kyoukano-kosibori Kyo Kanoko Shibori (Tie-dyeing)

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 絞染は世界各地で見られ、その発祥はインドや中国とされる。日本にも7世紀頃伝わり、日本書紀や万葉集にも記録が残っている。
 室町から江戸時代初期にかけて、辻が花染として盛んに行われるようになり、括(くく)りの模様が子鹿の斑点に似ている所から「鹿の子絞」と言われるようになった。元禄期には、総絞、刺繍入りの絞、絞友禅などが生産され、鹿の子絞の全盛期を迎えた。
 こうした技術を使って産み出された絞り製品の総称が「京鹿の子絞」である。
 鹿の子と言われる疋田(ひった)絞や一目絞り、傘巻絞、縫締絞、帽子絞など50種類にも上る絞り技法があり、それらを組み合わせて模様が表現される。括り粒の精緻さと、鮮やかな染め分け技法から生まれる立体的な美しさは、まさに感嘆すべき伝統の美である。

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住所
604-8225京都府京都市中京区西洞院通四条上ル蟷螂山町481京染会館4F
名前
京鹿の子絞振興協同組合
電話
075-255-0469
HP
http://www.kougei.or.jp/kyoukanokosibori/




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