NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/29


小川規三郎(人間国宝) Ogawa kisaburou Kisaburo Ogawa (Living National Treasure)

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 昭和11年11月30日生まれ。平成15年に「献上博多織」の重要無形文化財の保持者(人間国宝)に認定される。九州産業大学の芸術工芸学科の客員教授も務めている。
 博多織物は、鎌倉時代に端を発する七〇〇年の歴史を持つ伝統工芸品。江戸時代に、黒田藩が博多織を毎年幕府に献上したことから「献上博多」と呼ばれた。
 博多織物は、厚地の平織絹織物で、固く締まってしかもしなやかな地合いを特色とする。主に帯として使用されてきた。織り機による伝統芸能は貴重であり、現在後継者問題が懸念されているという。
 そんな中、「博多織工業組合」では、産地活性化事業として帯以外の新感覚のハンドバックや財布などの商品開発を手がけるなど、伝統芸能の再生と発展に力を注いでいる。この組合員である小川規三郎氏も、全国各地で講演やシンポジウムのパネリストとして精力的に活動している。
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2007/1/12


八重山ミンサー Yaeyamaminsaa Yaeyama Minsa Fabric

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 八重山ミンサー(やえやまみんさー)は、ミンサー織りの一種である。沖縄県八重山諸島発祥で、藍の地に五つと四つの四角の絣模様が交互に配される、ムカデのような経縞が特徴の織物である。
 起源は17世紀以前で、ミンサーというのは、「綿(ミン)で織られた幅の狭(サー)い帯」から来たものである。
 五つと四つの絣の意味は、いつの(五つ)世(四)までも末永くと云われ、1本1本心を込めて織り、愛する人に思いを託した女性の愛のしるしでもあった。
 八重山ミンサーは木綿糸で織られており、糸は、野山に自生する植物染料などで南国的な自然の色合いに染め上げられる。男性用の帯をはじめ、女性用の帯、ネクタイ、袋物地なども織られている。
 染めは基本的に藍の一色であり、模様の白と紺との鮮やかなコントラストが美しい織物である。
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2007/1/11


黒島口説 Kurusimakuduti Kurushimakudouchi

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 黒島口説(くるしまくどぅち)とは、沖縄県の八重山諸島に連なる小島、黒島に伝わる踊りながら歌う島唄である。
 「島うた紀行」によれば、黒島口説は、19から20世紀にかけて、唄と踊りが作られたとある。
 八重山芸能の中でも特異で、本土の影響を受けた七五調の歌詞は黒島の習俗を歌い、コミカルで生き生きとした舞踊曲となった。
 軽快なリズムに乗せて歌われる黒島口説は、白の手ぬぐいを前結びにして頭を包み、芭蕉衣にミンサー帯を締め、裸足といった島の娘の着付けで踊られる。
 口説をこのような着付けで踊ることも「黒島口説」の特色だが、何といっても口説囃子を踊り手自身が高らかに囃しながら踊る所に大きな魅力がある。
 黒島口説は、日本でも大変特異な、ユーモラスで楽しい歌であり、踊りである。
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