NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/1


風蓮湖湿原 Fuuren-ko-shitsugen Furen-ko Wetland

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 風蓮湖(ふうれんこ)は、別海町と根室市にまたがる周囲96kmの、海水と淡水が入り交じる大きな汽水湖である。この風蓮湖に注ぐ風蓮川下流に広がっているのが、風蓮湖湿原である。
 風蓮湖は、根室湾の沿岸流によって運ばれて作られた砂州によって風蓮川の水が堰きとめられてできた湖で、直接に根室湾に接しているため、風蓮湖河口近くには、大規模な塩湿地が発達している。
 ここは、オオハクチョウやヒシクイ、シギなど、多くの渡り鳥の飛来地や中継地となっており、また、オジロワシやオオワシ、シマフクロウ、タンチョウなど希少鳥類をはじめとする三〇〇種類近くの鳥類が観察できるという。
 2005年には、鳥獣保護区特別保護地区としてラムサール条約に登録され、大切に保護されている。
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野付半島湿原 Notsuke-hantou-shitsugen Notsuke-hanto Wetland

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 北海道の北東の先、平仮名の「つ」の字のような形状の野付半島は、付け根から先端までの距離が約28kmある日本最大の砂嘴(さし)である。
 高さがなく、平坦な砂浜と湿地が延々と続く。野付半島湿原と呼ばれる湿地には荒涼とした自然そのままの景観が広がる。かつてこの半島には、森林が広がっていたが、地盤沈下と海水の浸食によって枯死し、トドワラやナラワラにその姿を変え、現在も風化は進んでいるという。
 内湾には干潟ができていて、魚貝類、甲殻類などの生物が多く生息している。また、春と秋には渡り鳥が飛来し、オオハクチョウやガン、カモなどの重要な中継地となっている。
 平成一七(2005)年にラムサール条約に登録され、その生態系を守るために保護されている。
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2007/10/26


クッチャロ湖 Kuccharo-ko Lake Kuccharo

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 クッチャロ湖は、北海道の北部枝幸郡浜頓別町にある、大沼と小沼の2つの湖からなる汽水湖。「湖」としては、日本最北のものであり、北オホーツク道立自然公園に属する。
 クッチャロ湖は、日本最大のコハクチョウの中継地で、日本に飛来するコハクチョウの約80%(約2万羽)が渡りの途中に降り立つ。ほかにもヒドリガモ、オナガガモなど、カモ類を中心に280種以上の鳥類が観察されている。平成元年には、クッチャロ湖および周辺の地域がラムサール条約登録湿地となった。日本ではウトナイ湖、伊豆沼・内沼に次ぐ3番目の登録湿地である。12月末から3月末まで全面結氷する。
 その他、クッチャロ湖畔はキャンプ場も整備されており、家族連れなどに人気があり、クッチャロ湖に沈む夕陽は最高に美しいという。
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2007/8/9


中馬街道 Cyuuma-kaidou The Chuma Kaido Road

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 愛知県豐田市足助町新町を走る国道366号線。江戸時代この付近の道は、中馬街道と呼ばれていた。中馬街道は、三河から足助を通り、信州の産物を名古屋・京都・大阪へ運ぶ最短路の物資輸送の街道として栄えた。
 信州の馬稼ぎ人たちの組合「賃馬」「中継馬」が中馬の語源と言われている。
その名の通り、「入馬千駄出馬千駄」とうたわれ、最繁栄時には約七千数百頭の馬が活躍していたと言われている。
 明治後半、中馬街道の中継地として栄えていた足助も、中央線の開通により、宿場町としての機能も失われていった。
 今でも、足助町の中心部には江戸時代の町並みが随所に残っており、中央を流れる巴川には、当時の道が保存され、散策することができる。
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2007/7/10


宮島沼 Miyajima-numa 

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 北海道中央部を流れ、豊かな水量を誇る石狩川中流域に位置する美唄市。「宮島沼」は同市の西端に位置し、周囲2・7km、面積はわずかに30ヘクタールの広さ程である。
 しかし、国の天然記念物であるマガンが日本で一番多く飛来する土地として知られている。その数は6万羽以上と言われ、夜が明ける頃に一斉に飛び立つ様は圧巻の一言である。宮島沼はロシア極東生まれのマガンにとって、越冬の為の大事な中継地になっており、春と秋にその多くが集り羽を休めていくのだ。
 沼の氷が徐々に溶け出す4月初旬は、マガンだけでなくハクチョウなども訪れ、美しい花々も芽吹いてくるので、一年で最も賑やかな時期になる。
 2002年11月、国内では13番目となるラムサール条約に湿地登録され、市民だけでなく国も保全を行っている。
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2007/6/18


ウトナイ湖 Utonai-ko Lake Utonai

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 北海道苫小牧市の東部に位置し、マガンやハクチョウの集団飛来地として知られている淡水の「ウトナイ湖」は、250種類を超える鳥類が確認されていて、野鳥の楽園や動植物の宝庫と言われている。  美々川をはじめトキサタマップなどの清流が注ぎ込む湖は、周囲9km、面積275ヘクタール、平均水深60cmと、周辺に広がる湿地や沼などの中で一番大きな湖である。四季折々の自然や野鳥との触れ合いが楽しめる為、バードウォッチングや自然観察を目的に訪れる人が多い。
 1981年、湖周辺の510ヘクタールの範囲が日本野鳥の会によって日本初のバードサンクチュアリに指定され、翌年には国指定鳥獣保護区特別地区にも定められた。
 国際的に重要な湿地及びそこに生息する動植物の保全を進める事を目的に定められたラムサール条約に、1991年、ウトナイ湖も日本を代表する水鳥の中継地として国内で4番目に登録され、渡り鳥をはじめ他の鳥獣も保護されている。
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2007/5/24


石狩川 Ishikari-gawa 

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 「石狩川(いしかりがわ)」は、その源を大雪山系の石狩岳に発する。渓流を集めながら層雲峡の渓谷を流下し、上川盆地に至り、様々な支流を集めて石狩平野に入り、さらに多くの支流を集めて日本海に注ぐ。流域面積は全国第2位、本流の長さは全国第3位の、わが国屈指の大河だ。
 石狩川流域には、大雪山国立公園や支笏洞爺国立公園をはじめとする雄大な自然景観が広がる。層雲峡など山間渓谷美に富んだ清流、鮭が登る千歳川・豊平川、マガン、渡り鳥の重要な中継地となる宮島沼など、壮大で豊かな景勝に恵まれている。平成十三年には北海道遺産に選定された。
 石狩川が何万年もかけて築いた自然の景観。その、刻一刻と変化してゆく自然の姿は、北海道の大地の恵みである。
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