NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/6/12


男鹿半島 Oga-hantou 

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 男鹿半島(おがはんとう)は、大半が秋田県男鹿市に属する、日本海に突き出た半島である。一帯は、男鹿国定公園となっている。
 真山、本山、毛無山は男鹿三山と呼ばれ、信仰の山とされる。特に北前船などの船乗りには、海路の目印になる存在として大変信仰深い場所であった。
 中世には修験僧の修業場として山岳信仰の盛んな場所となり、現在でも男鹿半島には赤神神社五社堂や真山神社、万体仏などの遺構が数多く残っている。
 八郎潟調整池の周囲に広がる干拓地の眺めはまさに雄大で、先端部にある一ノ目潟、二ノ目潟、三ノ目潟には、珍しいマール湖が存在する。
 古くからなまはげで有名な所として知られており、毎年二月にはなまはげ柴灯まつりが開催されている。
 男鹿半島は、山岳霊場と温泉、なまはげで知られる景勝地である。
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2008/2/1


野付半島湿原 Notsuke-hantou-shitsugen Notsuke-hanto Wetland

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 北海道の北東の先、平仮名の「つ」の字のような形状の野付半島は、付け根から先端までの距離が約28kmある日本最大の砂嘴(さし)である。
 高さがなく、平坦な砂浜と湿地が延々と続く。野付半島湿原と呼ばれる湿地には荒涼とした自然そのままの景観が広がる。かつてこの半島には、森林が広がっていたが、地盤沈下と海水の浸食によって枯死し、トドワラやナラワラにその姿を変え、現在も風化は進んでいるという。
 内湾には干潟ができていて、魚貝類、甲殻類などの生物が多く生息している。また、春と秋には渡り鳥が飛来し、オオハクチョウやガン、カモなどの重要な中継地となっている。
 平成一七(2005)年にラムサール条約に登録され、その生態系を守るために保護されている。
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2007/9/21


大瀬崎 Oose-zaki Osezaki

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 大瀬崎(おおせざき)は、静岡県沼津市西浦江梨にある駿河湾に約1km突き出した半島である。別名、琵琶島とも呼ばれる。
 伝承によると、白鳳一三(684)年、大地震に伴って海底が突然隆起し、琵琶島として出現したのが始まりとされる。その後砂州が形成され、現在の半島となった。
 海越しに日本一の富士山をのぞむ景色は古くから名勝の地と知られ、訪れる者が後を絶たない。
 日本では最北端のビャクシン樹林の自然群生地としても有名で、岬の外海側の遊歩道沿いに、樹齢1000年を越えるビャクシンが群生しており、国の天然記念物に指定されている。
 ダイバーのメッカとしても知られ、海洋の安定性と生物の種類の豊富さが魅力と言われる。
 大瀬崎は、広く海外にもその名を知られている景勝地である。
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2007/5/31


野付半島と打瀬舟 Notsukehantou-to-dasebune Notsuke Peninsula and Utasebune Fishing Boat

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 北海道の知床半島と根室半島のちょうど中間辺りに、オホーツク海に突き出た、まるでエビのような形をした日本最大の砂嘴(さし・海中に細長く突き出した地形)がある。これが野付半島で、全長およそ26キロメートルにも及ぶ。トドワラ、ナラワラび特異な景観は多くの人を引きつけている。
 この野付半島では、春と秋に、打瀬舟(うたせぶね)と呼ばれる、この地域ならではの帆船でシマエビ漁が行われる。打瀬舟は、大きな三角の帆を立てて、風の力のみで網を引く伝統的な漁法で、袋状になった七つの網で海の底を曳きながら北海シマエビを捕るもの。これは餌となる海草の一種アマモを傷つけないようにするためだという。
 打瀬舟は野付湾の風物詩として知られ、霧にかすむ海原にゆらめく舟影は幻想的だ。舟には乗ることはできないが、打瀬舟での漁の様子は、野付観光汽船から見ることができる。
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2007/1/29


烏丸半島の蓮 Karasuma-hantou-no-hasu The Lotuses of Karasuma Peninsula

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 烏丸半島(からすまはんとう)の蓮とは、滋賀県草津市に広がっている大群落のことである。
 蓮は、およそ9.3haにも及び、日本でも有数の名所となっている。7月中旬から8月中頃まで順次花を咲かせる。鑑賞には午前6時前後の早朝がお薦めである。
 蓮の、大きく広げた蓮の、葉の上で揺れる水玉の動くさまを観ていると、いつしか時間を忘れて瞑想の世界へと誘われてしまう。
 この群生地に接して、草津市が水生植物園「みずの森」を作り、200種の植物を栽培している。
 多種の蓮や睡蓮、温室には南方の園芸種も揃え、ミニ劇場では全国の蓮園や、蓮の種類等を上映している。蓮の開花時期は開園を7時に早めているので、群落を堪能した後の休憩には最高である。
 烏丸半島の蓮の群落は、琵琶湖との風景のコントラストも美しく、壮観で魅惑的な光景である。
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2007/1/24


奥能登塩田村 Okunoto-endenmura Oku-Noto Salt Pan Village

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 能登の人々と塩との関わりを展示した資料館及び体験型設備。
 四方を海に囲まれた日本では、海水から塩を取り出す方法が発達。色々な地方に、塩を作る浜辺=塩浜が作られた。
 その技法は大きく分類し、揚げ浜・入り浜の二つが挙げられるが、能登半島においては、多くの海岸で、揚げ浜式によって製塩が行われていた。
 奥能登塩田村がある珠洲市では、現在も五〇〇年前と、ほぼ同じ、揚げ浜式の技法によって塩が作られている。
 揚げ浜式とは、海水を手桶にくみ、何度も何度も砂に撒いて天日に干す方法。ミネラル豊富で、塩自体にもうまみがあるが、何よりその塩を調理に用いると、他の素材のうまみも引き上げられるのが特徴だ。
 奥能登塩田村では、この昔ながらの揚げ浜式の製塩法を体験、自分だけのオリジナルの塩を作ることができる。期間は五月から九月の間。
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舳倉島・海女 Hegurashima・Ama Hegura Island and the Ama

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 能登半島の北の海上、約四八キロメートル先にある、絶海の孤島。激しい荒波を受けてその海岸は複雑な入り江や絶壁を持つ。標高約十三メートル。周囲は約五キロメートル。歩いて約一時間ほどの小さな島である。
 かつては夏の漁が行われる時期だけ、対岸の輪島から漁民が移住していたが、今は定住者も増えている。
 海流や地形の関係で、古来から絶好の漁場であり、特に海女による漁は万葉集にも謡われている。
 今もその様子は変わりなく、夏、磯において、たくさんの海女が海に潜る姿を見ることができる。実は、漁業のほとんどが海女によるもので、アワビ、テングサ、ワカメ、サザエが主な獲物である。
 また、日本と大陸を往復する渡り鳥にとってはよい休憩所となり、日本ではここでしか見ることができない鳥も多い。バードウォッチングの日本有数の名所。
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2007/1/23


英虞湾 Agowan Ago Bay

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 英虞湾(あごわん)は、三重県志摩半島南部の湾である。
 志摩半島で一番大きな入海で、美しいリアス式海岸の特徴をもち、賢島をはじめ無数に浮かぶ大小さまざまの島影が印象深い。
 真珠の養殖で有名であり、昭和初期には真珠湾と呼ばれていた。英虞湾は世界で最初に真円真珠を発明した海であり、「英虞湾は真珠の故郷」とも言われている。
 「あご」と言う呼び方は天武天皇の時代に遡る。古くから多くの人が暮らしており、石器時代の石器に使われた石は遠く信州から運ばれてきた物で、この時代から遠い地方との交流があったことが伺える。
 英虞湾は、日本の歴史の始まりから登場する由緒ある海であり、真珠の筏が浮かぶ光景は、この地方独特の風物詩として訪れる者の目を楽しませてくれる。
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