NIPPON Kichi - 日本吉

2007/2/5

応暦寺 仁王像 Orekiji Niozou 

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 平安時代に創建された六郷満山中山本寺十ヵ寺の一つ応暦寺は、仁聞菩薩の開基と云われる古刹。
 江戸時代初期には廃寺寸前までに衰退したが、両子寺で修行した澄慶という僧の手によって、現在の地に再興された。
 山門と境内に二対の仁王像がある。山門の仁王像は躍動感に溢れた雰囲気のものだが、観音堂の前に立つ仁王像は少し阿形像が崩れているものの、どちらもお腹が出ていてユーモラスな雰囲気がある。
 本堂には、県の有形文化財に指定されている榧(かや)の一木彫りで刻まれた平安時代の不動明王を始め、千手観音、阿弥陀如来などの仏像が並ぶ。境内にも数多くの文化財がある。江戸時代にあった厳しいキリスト教禁教下にあって、密かに信仰を守り続けた隠れキリシタンの遺物と伝わる五輪塔など、神仏習合の歴史がうかがえる。

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住所
872-1102 大分県豊後高田氏大岩屋 401
名前
応暦寺 仁王像
電話
0978-53-4427




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