NIPPON Kichi - 日本吉

2007/4/17

水屋 Mizuya Mizuya

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 「水屋」とは、茶の湯で茶室の隅に設け、茶事の用意を整えたり、使用後に茶器を洗ったりする設備のこと。
 客人に見えないように、茶室とは別の部屋に設けられることも多い。茶室内に設ける場合は、屏風などで目隠しする工夫が施されることもある。水屋の広さは茶室の構成に応じて定められ、流し、水屋棚のほか物入れ、さらに大炉か長炉、そして丸炉などを備える。
 お茶は、沸かす湯の温度が要なので、水屋は客人をもてなすための大切な設備と言える。古くは中世の茶人・千利休も「一期一会」の心で水屋に相対したのだろう。水屋は、もてなしのために心静かに集中して「時」を整える、特別な空間である。

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