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2007/12/25


銭形砂絵 Zenigata-sunae 

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 江戸時代に広く流通した通貨「寛永通宝(かんえいつうほう)」。その寛永通宝を模した巨大な砂絵が、銭形砂絵(ぜにがたすなえ)と呼ばれるものである。
 その大きさは縦一二二m、横九〇mで、周囲の長さが三四五mという観る者を圧倒する大きさである。そして、有明浜の白砂に描かれたその美しさも大きさには劣らないという。
 寛永一〇(1633)年に、村人達が藩主を歓迎するために一夜で造り上げたという伝説が残るが、詳細は定かではなく、起原は謎に包まれている。
 年に数回市民によって補修され、化粧直しが施される。付近の琴弾山(ことひきやま)山頂の展望台から砂絵を見下ろすことができ、夜にはライトアップされた松林の中に、その姿はくっきりと鮮やかに浮かび上がるという。
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2007/11/9


茂原公園 Mobara-kouen 

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 茂原公園(もばらこうえん)は、千葉県茂原市高師に広がる、面積16万平方mの公園である。
 昭和初期、藻原寺(そうげんじ)背後の丘陵地に開設された自然公園で、茂原市のほぼ中央に位置している。
 山や湖水などの自然の地形を利用し、展望台や散策道、広場やアスレチックなどを取り込んで作られている。
 日本さくらの名所百選にも選ばれており、園内にはソメイヨシノなど2850本のさくらが植えられ、春の夜には華麗にライトアップされる。
 桜の花が終わるとつつじやアジサイが咲き、秋にはもみじやイチョウが色づき、四季折々の自然を楽しむことができる。
 弁天池の中央には茂原弁財天のある島があり、見事な赤いアーチ橋が架かっている。
 茂原公園は、花咲き乱れる美しい公園である。
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鶴舞公園 Tsuruma-kouen 

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 鶴舞公園(つるまこうえん)は、愛知県名古屋市昭和区鶴舞にある公園である。読みは「つるま」が正しいが、「つるまい」公園と言う人も多い。
 明治四二(1909)年、名古屋最初の公園として開設され、翌年には第10回関西府県連合共進会の会場となっている。
 当初の噴水塔、奏楽堂、胡蝶ヶ池、鈴菜橋、聞天閣に加えて、幾何学模様の花壇、芝生など近世フランス式の庭園や、回遊式の日本庭園などを順次整備し、その後、運動場や動物園、図書館、公会堂なども作られた。
 噴水塔の北側に広がる桜林は春にはライトアップされ、夜桜見物を楽しめる人気のスポットで、対象的に竜ヶ池周辺は浮見堂や水面が一味違った趣を演出して、しっとりとした雰囲気を味わえる。
 鶴舞公園は、豊かな自然と数々の施設を併せ持つ景勝地である。
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2007/10/26


奥尻 鍋釣岩 Okushiri Nabetsuru-iwa Okushiri Nabetsuru-iwa Rock

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鍋釣岩(なべつるいわ)は、北海道奥尻島、奥尻港のすぐ南の海にぽっかりと浮かぶ高さ20mの奇岩。奥尻島のシンボルとなっている。
 岩の中心部が自然侵食され、空洞により鍋の弦(つる)のように見えることからこの名が付いた。自然の造り上げた芸術として見ごたえ充分である。毎夜19~22時にはライトアップされ、幻想的で美しい姿を見せてくれる。
 鍋釣岩の対岸には鍋釣岩展望台が整備されており、そこからゆっくりと眺めることができる。自然の作り上げた奇岩を見ながら、改めて波の力や自然に思いを馳せるのもよい。
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アシリベツの滝 Ashiribetsu-no-taki The Ashiribetsu Waterfall

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 アリシベツの滝は、「滝野すずらん丘陵公園」内にある札幌市内で最大の滝である。日本の滝100選にも選ばれている。
 アリシベツの滝の名は、「アイヌ語の「新しい川」という意味から名付けられたという。
 札幌市の南端にある空沼岳を源流とする厚別川上流域に位置し、高さ30mから白い水飛沫を上げながら流れ落ちる様は豪快そのもの。滝つぼに落ちた水は小川となり、公園内を流れる。
 夏祭りの際はライトアップされ、幻想的な景観が楽しめる。ライトアップされて光る滝と闇の中を流れていく川に、白いサビタの花が彩りを添えて、それは美しく神秘的な光景だという。また、氷結する厳冬期を含め、一年を通じて季節ごとに、美しい姿を見せてくれる。
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2007/10/17


兵主大社 Hyouzu-taisha Hyozu Taisha Shrine

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 兵主大社(ひょうずたいしゃ)は奈良時代の創建とされている。兵主を「つわものぬし」とも読めることから、朝廷や武士の信仰を集めた。
 美術工芸品などの社宝は武具から仏舎利まで幅広く、神仏習合の名残りを感じさせる。
 来たる人を待ち構えるかのように堂々とした朱色の楼門は足利尊氏の寄進と伝えられるもので、天文一九(1550)年の墨書が残る。格式の高い一間一戸の入母屋造で、左右の均整が美しく、県指定の有形文化財である。
 砂利の参道を歩くと、正面に檜皮葺(ひわだぶき)の拝殿がある。鰐口(わにぐち)に下がる太い朱紐が目を惹く。
 大規模な庭園は平安時代末期のもので、池を中心とし、庭の景観を楽しみながら歩く、池泉廻遊式(ちせんかいゆうしき)である。
 庭園は苔の絨毯で覆われ、梅雨の時期は香り立つような美しさだ。
 また紅葉の名所でもあり、毎年一一月中旬から下旬にかけてライトアップが行われる。
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2007/10/15


栗林公園 Rinritsu-kouen Ritsurin Park

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 栗林公園(りつりんこうえん)は香川県高松市にある、国指定特別名勝としては最大の公園である。
 寛永二(1625)年頃に讃岐領主・生駒高俊(いこまたかとし)によって造成され、寛永一九(1642)年に藩主となった松平頼重(よりしげ)が改築、以後松平家五代約一〇〇年をかけて完成された。
 公園は豊富な湧き水を利用している。池を中心にまとまりのある配置がなされた庭園空間を、順々に巡って観賞するタイプの廻遊式庭園である。これは非常に珍しいものである。
 また、背景に広がる紫雲山(しうんざん)と、見事なコントラストを描きだしている。周りを堀で囲んでいるのも大きな特徴である。
 明治八(1875)年に県立公園となり一般に開放されるようになった。
 現在では、歴代藩主が愛用した大茶屋「掬月亭(きくげつてい)」での茶会や庭園コンサートが開催され、秋には公園がライトアップされる。
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2007/10/5


香嵐渓もみじまつり Kourankei-momiji-matsuri 

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 香嵐渓(こうらんけい)は、国道153号線にかかる巴橋から上流約1・2キロの巴川が作り出す渓谷美と、ご飯を盛ったような山容を見せる飯盛山からなる地域で、愛知高原国定公園の一角を占める。紅葉やカタクリの花が特に有名で、毎年県内外から数多くの観光客が訪れる。
 昭和五(1930)年に当時の町長と香積寺住職らが、大阪毎日新聞社社長来町の際に命名を求め、香積寺の「香」飯盛山からの薫風が運ぶ嵐気の「嵐」から、「香嵐渓」と名付けられた。
 香嵐渓のもみじは寛永一一(1634)年に香積寺住職の三栄和尚が植えたのが始まりといわれ、大正から昭和の初めにかけて、地元住民の手で大補植が施された。今ではもみじの本数は4千本を超える。一一月中は「もみじまつり」が開催され、日没から午後9時までライトアップされるほか、お茶会や和太鼓競演などの各種催事も行われる。
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