NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/13


翁倉山 Okinagura-yama 

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 翁倉山(おきなぐらやま)は、宮城県北東部にそびえる北上山地北端部に位置する山であり、南三陸地域の最高峰である。
 標高は532mあり、群山を抜く雄大な山容は、遠く石巻、栗原方面からも望むことができる。
 また、古くから信仰の山としても親しまれ、雨乞いなども行われていた歴史を持つ、地域の人々に愛されている山である。
 モミ林やイヌブナ林、キタゴヨウ林などの、南三陸を代表する中間温帯林が色濃く残されており、多くの野生鳥獣の生息地にもなっている。
 特に代表的なのが国の天然記念物であるイヌワシであり、イヌワシの営巣地として昭和一二年、一四年に長野県で確認された二例に続き、国内で三番目に確認されている。
 頂上は広場になっており、南側には北上川の豊かな流れ、東には志津川湾など、宮城のパノラマを眺望することができる。
 頂上にある祠にお参りをすれば、もしかしたらイヌワシの羽ばたきが、絶景の中に見えてくるかもしれない。
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2007/8/17


松原英俊 MatsubaraHidetoshi Hidetoshi Matsubara

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 国内最大級の猛禽類であるクマタカとイヌワシを使って実猟ができる鷹匠の「最後の後継者」と呼ばれているのが松原英俊だ。
 1950年、青森市生まれ。慶應義塾大学文学部東洋史学科卒業後、「自然の中で暮らしたい。どうしても鷹匠になりたい」という思いから、山形県真室川町の鷹匠故沓沢朝治さんに弟子入り。1年後に独立。真室川町の山岳地帯にある山小屋に移り住み、鷹とともに8年間自給自足に近い生活を送った後、山形県朝日村の山小屋で6年間過ごす。1996年、家族とともに山を下り、鶴岡市田麦俣に移住。現在も現役の鷹匠としてクマタカとイヌワシを使って実猟を続けている。ただし鷹狩りは冬期間(12月下旬~3月中旬)に限定されるため、春から秋にかけては月山や朝日連峰、飯豊連峰の山岳ガイドとして活動中。講演やネイチャースクールの講師も務める。
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2006/12/18


白神山地(世界遺産) Shirakami-sanchi(Sekai-isan) Shirakami Mountain Range, World Heritage Site

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 白神山地は、青森県の南西部から秋田県北西部にかけて広がる山地帯の総称である。
 人の手が加えられていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布しており、ブナーミズナラ群落、サワグルミ群落などをはじめ多種多様な植物や、ツキノワグマ、ニホンザル、イヌワシなど非常に多くの動物も生息している。
 世界遺産登録地域は中央部の核心地域と周辺の緩衝地域に分かれ、これらの地域は世界遺産登録時より開発などを行わず、現状のまま保護されることになっている。植物と動物達だけの原生的な生態は、計り知れぬ雄大さの中共存を続け、そのかたちを崩すことなく現在の美しい状態を保ち続けている。
 白神山地の誕生は今から約200万年前に始まった日本海の隆起に起源すると言われている。その歴史の深さと自然が育んできた長い時間の流れの中に、太古の息遣いを感じずにはいられない。
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