NIPPON Kichi - 日本吉

2007/5/25

宗谷丘陵の周氷河地形 Souyakyuryono-shuhyogachikei 

Jp


 宗谷岬の背後に広がる丘陵を「宗谷丘陵の周氷河地形」と呼ぶ。なだらかな緑の稜線が続く、日本離れした雄大な風景だ。平成十六年には北海道遺産に指定されている。
 宗谷丘陵は、一番高い山でも235mしかない。土が凍っては溶け、溶けては凍るという現象を繰り返しているうちに、岩石がボロボロに砕けて斜面をずり落ち、なだらかな丘と丸い谷ができあがったと考えられている。1~2万年前の地球最後の氷河期、「ウルム氷期」の名残を残すとされ、悠久の時が刻んだ自然の不思議さにはただ驚かされるばかりである。
 現在は最大約5万キロワットの発電量を持つ大型風車群57基が設置されている。緑の絨毯が続く丘陵に無数の風車がゆっくりと回る様は圧巻である。
 丘陵の周辺には番号が書かれた看板が立てられ、番号をたどると四季折々の様々な表情に出会えるという。

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住所
098-6758 北海道稚内市宗谷岬
名前
宗谷丘陵の周氷河地形




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