NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/4/2


大慈清水 Daiji-shimizu 

Jp

 大慈清水(たいじしみず)は、岩手県盛岡市大慈寺町に湧く名水である。御田屋清水、大慈清水、青龍水を合わせて「盛岡三清水」と呼ばれている。
 「平民宰相」原敬の墓所がある大慈寺の境内から清水が湧き出で、木管を通して共同井戸の水源とした。これが大慈清水である。
 この清水は雛壇形式の箱で造られており、
 一番井戸 飲料水
 二番井戸 米とぎ場
 三番井戸 野菜食品洗い場
 四番井戸 洗濯物すすぎ場
 と、決められている。
 現在でも日本酒の仕込みや生活用水として使われており、居住地域にこのような飲用も生活用水利用も可能な水をたたえる井戸は、全国的にみても非常に貴重な存在とされている。
 大慈清水は、今も人々の生活を支えている庶民の名水である。
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2007/1/12


サキシマスオウノキ Sakisimasuounoki Sakishimasuo-no-ki

Jp En

 サキシマスオウノキは、板状の根っこが特徴の木である。沖縄県竹富町南風見には、日本一大きなものが存在する。
 アオギリ科の巨大なマングローブで、板根(ばんこん)に特徴がある。国内では奄美大島、沖縄、石垣島、西表島などにみられる。
 板根は、軟弱地盤に巨木を支えるため発達した根っこであるが、地下部の深さは20cmぐらいしかない。昔はその根を切り取って、船の舵として使っていた。
 漢字で書くと「先島蘇芳の木」となる。先島は沖縄県の沖縄本島より南の島々を表す総称であり、蘇芳は「マメ科の落葉小高木」の意味である。
 竹富町のものは、樹高18m、胸高周囲2.9mで、大小15枚の板根が流線型をなしている。
 サキシマスオウノキは、圧倒的存在感を持つ印象的な木である。
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