NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/21


知林ヶ島・小島 Chirin-ga-shima Ko-jima Chiringashima and Kojima

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 知林ヶ島・小島(ちりんがしま・こじま)は、鹿児島県指宿市東方の霧島屋久国立公園内にある無人島である。
 知林ヶ島は、田良岬北方海上に浮かぶ周囲3kmの島で、小島は知林ヶ島から北に約320m離れたところに浮かんでいる、更に小さな島である。
 干潮時には浅瀬が露出し、さつま半島から知林ヶ島まで歩いて渡れるようになる。また、小島の周辺は絶好の釣り場ともなっている。
 昔は、島の周りにクロマツ林が鬱蒼と茂り、浜風に揺られる葉の音がチリンチリンとこすれ合って聞こえたので「知林ヶ島」という名前となったと伝えられる。
 現在はマツクイムシの被害でほとんどなくなってしまったが、小島には立派なクロマツ林が残っている。
 知林ヶ島・小島は、コバルトブルーの錦江湾に浮かぶ、美しい景勝地である。
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万之瀬川 Manose-gawa The Manose River

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 万之瀬川(まのせがわ)は、鹿児島県南さつま市加世田、川辺町、金峰町を流れる延長30kmの二級河川である。
 さつま半島最大の川で、鹿児島市に源を発し、南さつま市加世田の吹上浜で東シナ海にそそぐ。
 吹上浜は、この万之瀬川が運んだ砂で出来ていると言われる。また、万之瀬川支流長谷川には金峰ダムが存在する。
 蛇行していた河口部は、江戸時代の洪水で現在の流れになったとされ、用水路を利用した水車カラクリの伝承地としても知られる。
 ハマボウなどの海浜植物、ハクセンシオマネキなどの干潟の生物、クロツラヘラサギなどの野鳥が生息し、川と海が合流する生息環境は、種の多様性やその規模について全国的にも大変貴重なものであり、重要湿地に指定されている。
 万之瀬川は、流域に河添の滝、甌穴などの奇勝も存在する、豊富な自然を誇る川である。
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2007/4/6


桜島 Sakura-Zima 

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 桜島は、鹿児島県の薩摩半島と大隅半島に挟まれた錦江(きんこう)湾(鹿児島湾)に浮かぶ東西12km、南北10kmの半島である。大正三(1914)年の噴火で大隈半島と陸続きとなった。
 桜島は島(半島)全体が標高1117mの御岳(おんたけ)という海上活火山によって形成され、日本200名山にも選ばれている。まさに海からそびえる山である。
 御岳は富士山と同じコニーデ型の複式火山(北岳・中岳・南岳)で、南岳は今も活発な噴火活動が続き、古代より30以上の噴火の記録が残されている。
 東シナ海に沈む夕陽をうけ、その身を緋色に染めて、どこまでも静かな深い藍色の海に浮かぶ。
 遠い遥かな昔から、この地の人々の心に宿る山である。
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