NIPPON Kichi - 日本吉

2008/3/18

民謡 Minyou 

Jp


 民謡(みんよう)は古代から続くその土地の生活に密着した歌で、稲作や農耕文化と深いかかわりをもち、また、日本語の発声、韻、すなわち、日本語の独特の響きをもつ言葉を歌にしたものと言える。
 古来、貴族や公家の社会では上品で静かな立ち振る舞いがよしとされ、能や狂言へと発達していったが、民謡は庶民という大きな集団のものであり、生活の中の風景や自然の姿を素朴に表現したものである。
 現在、各地に伝わる民謡の多くは江戸時代後期に生まれた。例えば、九州の天草の漁師たちの掛け声にリズムが加わったといわれる「ハイヤ節」は、海を介して各地に広がり、それぞれの生活の中に定着し、その地域ごとの変化を遂げた民謡となっている。牛深ハイヤ節、佐渡おけさ、津軽アイヤ節などがそれである。
 また民謡という語源が定着したのは明治に入ってからで、それまでは、小唄、風俗唄、俚謡、俗謡、地方唄、在郷唄など様々な名称で呼ばれていた。

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民謡




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