NIPPON Kichi - 日本吉

2006/12/20

釧路湿原 Kushiro-shitsugen Kushiro Marsh

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 北海道東部、釧路市にある、我が国最大の湿原地。湿原自体が国の天然記念物であり、釧路湿原国立公園にも指定されている。国際的にも重要な湿地として認識され、湿原の保存に関する国際条約の「ラムサール条約」にも登録されている。
 明治時代に絶滅したとされたが、大正十三年、奇跡的にこの湿原で数羽が発見され、人の手によって保護されてきた特別天然記念物の「タンチョウ」(丹頂鶴)をはじめ、キタキツネやエゾジカの動物種、ツルコケモモ、クシロハナシノブなどの植物、イトウと呼ばれる魚類など2000種以上の動植物がこの湿原で息づく。
 湿原の8割が低層湿原(ヨシを代表とする、地下水と地表水によって涵養される湿原)で、谷地眼(やちまなこ)と呼ばれる落とし穴のような壺型の池が所々にある。直径は1m未満の小さな水溜りのようなものだか、中には深さは4mくらいのものもある。
 かつては、谷地とよばれ見向きもされなかったため、原自然の姿がそのまま守られた聖地である。

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住所
085-8639 北海道釧路市幸町10-3
名前
釧路自然環境事務所
電話
0154-32-7500
HP
http://city.hokkai.or.jp/~kkr946/




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