NIPPON Kichi - 日本吉

2008/8/28

海住山寺 五重塔 Kaijyuuseb-ji Gojuu-no-tou 

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 京都府木津川市にある海住山寺(かいじゅうせんじ)にある五重塔は、貞慶の一周忌にあたる建保二(1214)年に、弟子の慈心上人覚真(藤原道房)が建立した。
 寺伝によると、海住山寺は天平七(735)年、聖武天皇の勅願により良弁(ろうべん・奈良東大寺の初代別当)を開山として藤尾山観音寺という寺号で開創したという歴史をもつ。海住山の中腹にあり、十一面観世音菩薩を御本尊として安置している。
 この五重塔は朱塗りの美しい三間五重塔婆で、高さは約一七メートルあり、国宝・重要文化財に指定されている。中心柱が初層の天井の上にあるのが特徴である。
 初層には裳階(もこし)をつけている。裳階とは、屋根の下に取り付けた庇(ひさし)のことである。五重塔に裳階があるのは海住山寺と奈良の法隆寺だけである。また初層の屋根が大きく、次第に各層が小さくなっており、安定感のあるつくりとなっている。 
 五重塔内部は毎年一〇月下旬から数日間、拝観可能となる。


 
 

 

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住所
619-1106 京都府木津川市加茂町例幣海住山境外20
名前
海住山寺
電話
0774-76-2256




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