NIPPON Kichi - 日本吉

2007/11/28

如意寺 三重塔 Nyoi-ji Sanjuu-no-tou 

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 兵庫県神戸市の如意寺(にょいじ)は、今から千年ほどまえに願西上人によって開祖されたとされている。現在は本堂が礎石を残すのみとなっており、本堂を取り巻く阿弥陀堂、三重の塔、文殊堂が残っている。
 三重の塔は、元和五(1619)年の修理の際に発見された相輪の龍車の刻銘に「至徳二(1385)年に建立」とあり、建築様式をみても鎌倉末期から室町初期にかけての創建であると考えられている。
 高さは約21メートル、純和様の建築である。本瓦葺の深い軒をしっかりと支えている三手先組物(みてさきくみもの)が豪奢だ。
 三層各階には、それぞれ大日如来・釈迦如来・多宝如来を安置して法華経と密教思想の融合を表している。
 小高い丘に建っており、落ち着いた色調が周囲の景観と良くなじみ美しい。一一月初旬になると、周りはハゼやモミジなどの紅葉を楽しむことができる。
 昭和二七(1952)年に国指定重要文化財に指定されている。

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住所
651-2237 兵庫県神戸市西区櫨谷町谷口259
名前
如意寺
電話
078-991-0009




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